2021.5.26 05:02

「デュエルマスター」遠藤航、28歳の決意 東京五輪OAの「責任」

「デュエルマスター」遠藤航、28歳の決意 東京五輪OAの「責任」

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東京五輪競技ニュース
遠藤航
笑顔で軽めのメニューをこなす遠藤。W杯最終予選進出と東京五輪でのメダル獲得を誓った(撮影・蔵賢斗)

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 サッカー・日本代表合宿(25日、千葉県内)W杯アジア2次予選のミャンマー戦(28日、フクアリ)に向けた合宿2日目。25歳以上のオーバーエージ(OA)枠で東京五輪に出場するMF遠藤航(28)=シュツットガルト=は1対1の強さを示す「デュエル」でドイツ1部リーグトップの数値をマークし、自信を胸に帰国。W杯最終予選進出と五輪金メダル獲得へ全力を傾ける。

 確かな経験と自信を携えて帰ってきた。夕暮れのピッチで、MF遠藤は同じくOA枠で東京五輪出場が内定しているDF吉田らとパス練習で感触を確かめた。

 「五輪に2回出られるとは思わなかったし、自国開催で出られるのはうれしい。その分、責任も感じています」

 2016年リオデジャネイロ五輪は1次リーグで敗退。悔しさを胸に18年夏に欧州へ渡った。今季ドイツ1部では最終節以外の33試合に出場し、1対1のボールの争奪戦を示す「デュエル」の勝利数で最多476をマーク。178センチの中背で足も速くないが「迷ったら行く」を信条に、体格で勝る外国選手の懐に判断よく飛び込む。球際に弱い日本勢のイメージを覆した。

 ミャンマー戦でW杯最終予選進出を決めれば、安心して東京五輪世代のU-24(24歳以下)代表に合流できる。「デュエルマスター」の称号を手にした28歳は「自分の間合いで勝負できる環境を作り、どんな相手からもボールを奪いたい」と語り、前回の経験を踏まえ「初戦は勝つか、最低でも勝ち点1。たとえ初戦を落としても、次に向かうメンタルが大事だと感じた」と、若手を導く覚悟もみせた。

 五輪1次リーグは南アフリカ、メキシコ、フランスと対戦。「メダルを取る覚悟でやる」と言葉に力を込めた。(山下幸志朗)