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【虎のソナタ】敵になっても鳥谷の“出勤”早かった ビジターで異例!午後2時には甲子園で準備

【虎のソナタ】

敵になっても鳥谷の“出勤”早かった ビジターで異例!午後2時には甲子園で準備

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虎のソナタ
七回、鳥谷が打席に立つと、阪神ファンも一斉にタオルやボードを掲げた。みんな、待っていた-

七回、鳥谷が打席に立つと、阪神ファンも一斉にタオルやボードを掲げた。みんな、待っていた-【拡大】

 39歳と11カ月になっても、鳥谷敬は鳥谷敬のままでした。

 「阪神時代なら早出してもう室内で打ってる時間やけど、ビジターやからさすがにまだ来ていない。鳥谷のことだから、ジムとかでもう動いているんだろうけど」

 ビヤ樽編集委員・三木建次とそんな話をしていたら、電話の向こうから記者席の隣にいるトラ番キャップ・長友孝輔の声が聞こえました。

 「もう来てますよ」

 「え? どこに?」

 「そこです、そこ。マウンドのところ」

 午後2時。阪神の打撃練習が始まる前でした。三木は、若手のトラ番・織原祥平とともに双眼鏡で外野でアップ中の阪神の選手の動きをチェックしていたので“視界”が狭い。マウンド付近で新井打撃コーチらにあいさつをしている鳥谷の姿を、裸眼でグラウンド全体を見ていた長友の方が先に発見したのです。

 「早いですねえ。こんな時間から」

 感心する織原に、ここぞとばかりに三木が言いました。

 「鳥谷はそういう男や。『趣味は?』と聞かれたら、『トレーニング』と答える男やねん」

 誰だっけ? ビジターだからさすがにまだ来ないだろうと言っていたのは。そんなことはコロッと忘れてそのまま鳥谷の動きを追ったビヤ樽によると、鳥谷はその後、アップ中の外野からダッシュで駆け寄ってきた梅野とグータッチ。矢野監督、コーチ陣、大山、近本ら大半のナインと笑顔であいさつを終えると、三塁側ベンチ裏に戻っていきました。

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