2021.5.26 05:02

阪神・岩崎が逆転“痛”ラン被弾…天国から地獄の交流戦“悔幕” 六回終了時リードでの連勝「21」でストップ

阪神・岩崎が逆転“痛”ラン被弾…天国から地獄の交流戦“悔幕” 六回終了時リードでの連勝「21」でストップ

八回、マーティン(奥)の打球を見つめる岩崎。痛恨の被弾となった(撮影・門井聡)

八回、マーティン(奥)の打球を見つめる岩崎。痛恨の被弾となった(撮影・門井聡)【拡大】

 (日本生命セ・パ交流戦、阪神3-5ロッテ、1回戦、ロッテ1勝、25日、甲子園)その名を球審に告げた時点で、どんな結果も受け入れると決めている。1点リードの八回を託した岩崎が打たれ「六回終了時にリードしていれば21連勝」も止まった。ショッキングな交流戦黒星発進となった阪神だが、矢野監督にとっては受け入れられる負けだった。

 「そんな完璧なヤツおれへんよ」

 登板23試合目、ここまで常にギリギリの勝負の分かれ目で投げ続けて、リーグトップの16ホールドを積み上げてきた絶対的左腕だ。ここで今季初黒星を喫したくらいで、信頼が揺らぐことなどあるはずがなかった。

 鉄壁のリリーフ陣なら逃げ切れる展開ではあった。4月2日の中日戦で敗れて以来、六回終了時にリードしていれば21連勝中だった。だがこの日は、その中心を担ってきた岩崎がつかまった。

 3-2で迎えた八回に西勇の後を受け、マウンドへ。無死一塁でカウント2-2からのスライダーを、パ・リーグ2冠のマーティンに豪快にとらえられた。右翼ポール際へ、自身今季初被弾となる逆転2ランを献上。中村奨にも左中間へ二塁打を許し、1死も取れず降板した。続く岩貞がレアードに適時二塁打を浴び、岩崎は屈辱の0/3回を3失点となった。

 21日からの広島3連戦(マツダ)がコロナ禍で延期となり、チームも岩崎も6日ぶりのゲームだった。だが、指揮官も「別にそんなことは、俺ら勝負している以上、やられることもあるし。でも、今まで(岩崎には)助けてもらってるんで」と言い訳しない。

 これまでも何度も、岩崎、スアレスの献身に支えられてきた。「出したところでなんの迷いもないので、すべて任して、すべての責任を受け入れるという気持ちで送り出してます」とまで言い切ることもあった。貯金は「15」。詰められたとはいえ、2位巨人とは3・5ゲーム差の首位。この先も信じて、自分たちの戦い方を続けていく。

 「こういう負けも年に何回かはあると思うんで。(同じ状況でも)あしたからはまた行ってもらいます」

 岩崎だから受け入れられる。信じて、またともに勝ちを積み上げていくだけだ。(長友孝輔)

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