2021.5.24 12:00

【球界ここだけの話(2333)】赤ヘル一筋の浅井氏が女子野球のすそ野拡大へ、全力

【球界ここだけの話(2333)】

赤ヘル一筋の浅井氏が女子野球のすそ野拡大へ、全力

特集:
サンスポ記者の球界ここだけの話
現役時代の浅井樹氏

現役時代の浅井樹氏【拡大】

 広島県とカープがタッグを組み、女子野球を盛り上げる。4月29日、マツダスタジアムで行われた広島-DeNAの試合前、「広島県・中四国女子野球アンバサダー」に就任した元広島・浅井樹氏(49)が所信表明した。

 「改めて大変なことを引き受けてしまったと思っていますが、女子野球の今後の普及と発展のために、受けた以上は全力で頑張りたいと思います」

 現役時代は内外野ともに守れるユーティリティー選手で「右の町田、左の浅井」の強力代打コンビを形成。引退翌年の2007年から13年間コーチを務め、20年から球団初のベースボールクリニックコーチに就任。現役としても指導者としても経験値が高く、今回、白羽の矢が立った。

 広島県は女性が活躍できる街づくりを進めており、昨年12月には廿日市と三次市が日本女子野球連盟から全国で4、5例目の女子野球タウンに認定された。今後、浅井氏は同じくアンバサダーに就任したMSH医療専門学校の女子硬式野球部・野々村聡子監督(33)とともに県内の女子野球チームの技術指導や講演活動、広報活動を通じて女子野球の普及や振興に努める。

 松田元オーナー(70)はかねてより「野球人口が減ってきている」と危惧しており、若い世代に対して主催試合の観戦招待やマツダスタジアムの施設見学会、イベントや野球教室など裾野を拡大するための取り組みを続けている。今年から中学生を対象の野球教室「浅井打撃塾」を開講するなど精力的な浅井氏は新たにスポーツの推進を図る広島県、そしてカープの期待を背負い、重責を担うことになる。

 「カープファンの皆さま、そして野球ファンの皆さまご協力のほどよろしくお願い致します」と呼びかけた浅井氏。県が掲げるキャッチフレーズは「好きじゃけん 女子野球 広島県!」。「カープ女子」、「男気」、「神ってる」などの流行語を生みだしたカープが赤ヘルひと筋31年の職人ともに新たなムーブメントを作る。(柏村翔)