2019.7.22 05:00

【寺川綾 マーメイドEYE】池江不在で生まれた自覚 「頼る」から「自分が何とかする」

【寺川綾 マーメイドEYE】

池江不在で生まれた自覚 「頼る」から「自分が何とかする」

特集:
池江璃花子

 水泳・世界選手権第10日(21日、韓国・光州)女子400メートルリレーは、4人中3人が世界選手権初出場。ましてや競泳初日の予選で日本新が出て、日本チームに勢いがつきました。リレーは陸上と同じく引き継ぎが大きな要素のひとつ。日本チームはミスなく第2泳者以降、全てではまったのも大きかったです。

 女子のリレーは力が飛び抜けている池江さんに頼る傾向があったそうですが、私はリレーは誰かに頼るものではなく、自分が何とかするという気持ちが大事だと思います。2012年ロンドン五輪の400メートルメドレーリレーでは、北島康介さんに同五輪初のメダルを取らせるんだというメンバーの強い思いがあったからこそ、史上初の銀メダルが取れたのです。

 自分が何とかするんだ。リレーでは当たり前とも言えるこの自覚は、池江さんが不在だったことで4人全員が持たないといけない状況となり、それがプラスに働きました。東京五輪の出場枠を獲得するためには、失格も13位以下も許されないなか、素晴らしい泳ぎでした。 (ミズノ所属・2012年ロンドン五輪女子100メートル背泳ぎ銅メダリスト)