2019.7.22 05:00

【藤島親方のこの一番】攻めが光った鶴竜

【藤島親方のこの一番】

攻めが光った鶴竜

 大相撲名古屋場所千秋楽(21日、ドルフィンズアリーナ、観衆=7629)鶴竜は場所前に痛めた腰の負担を避けるためには、攻めるしかなかったようだ。悪い癖の引きもほとんど出ず、頭から当たって前まわしを取っての攻めが光った優勝だった。これといった突出したものはないが、オールマイティーの横綱としての本領を発揮したといえる。

 北勝富士の攻めをしのいで10勝した遠藤は相撲に厳しさが出てきた。小兵がトリッキーな相撲で手にすると思われがちな技能賞を正攻法で獲得するのは難しいだけに、価値ある受賞といえる。敢闘賞の照強は乗っていて実力以上のものを出していた。小さいが、いかにも気が強そうで来場所は楽しみだ。

 大関4人が休場し最後は横綱が締めた感じだが、大関陣は弱くて不振だったのではなく、けがが原因。しっかり治して出直してもらいたい。 (元大関武双山)

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