2017.9.24 05:00

【佐野稔の舞評論】羽生、回避したループ跳べばもっと伸びる

【佐野稔の舞評論】

羽生、回避したループ跳べばもっと伸びる

特集:
羽生結弦
男子SPで自身が持つ世界歴代最高得点を更新した羽生結弦=モントリオール(共同)

男子SPで自身が持つ世界歴代最高得点を更新した羽生結弦=モントリオール(共同)【拡大】

 フィギュアスケート・オータム・クラシック第2日(カナダ・モントリオール22日=日本時間23日)羽生の演技はすごすぎる。高得点の要因は2つある。ひとつは4回転ジャンプ計2本のうち、1本を後半に入れてきたことだ。しかも、後半に入れた4回転と3回転のコンビネーションで、3回転に手をつけて加点を引き出した。4回転ジャンプの数は昨季と同じ2本でも、疲労のたまる後半に入れるのはリスクを伴う。痛みがあり回避したループを跳んでいれば、基礎点だけであと1.5点は伸びる。

 もうひとつは演技点。世界最高得点を出した2年前は、SPもフリーもほぼ満点に近かったが、昨季は4回転ループなどジャンプに集中していたこともあり演技点が伸びなかった。それが今回は見ていて隙のない演技で、ドンピシャのジャンプばかり。演技点が満点に近づいたことが世界最高得点の更新につながった。 (1976年インスブルック五輪代表、77年東京世界選手権銅メダリスト)

  • 気迫の表情で男子SPの演技を終える羽生結弦。自身が持つ世界歴代最高得点を更新した=モントリオール(共同)
  • 男子SPでジャンプする羽生結弦=モントリオール(共同)
  • 男子SPで演技する羽生結弦。自身が持つ世界歴代最高得点を更新した=モントリオール(共同)
  • 男子SPで演技する羽生結弦=モントリオール(共同)
  • 男子SPで演技する羽生結弦=モントリオール(共同)
  • 今季初戦のオータム・クラシックSPを終えて、取材に応じた羽生結弦=カナダ・モントリオール
  • 羽生結弦・SP得点詳細
  • フィギュアスケート・男子SP世界歴代得点3傑
  • 男子SP・上位成績
  • 日本からファンが押し寄せたモントリオールで“羽生フィーバー”が続きそうだ
  • 男子SPで自身が持つ世界歴代最高得点を更新し、驚きの表情を見せる羽生結弦(中央)
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