2018.5.16 12:09

【ラグビーコラム】サンウルブズが今季初勝利、ストーマーズ戦が日本代表の前哨戦になる

【ラグビーコラム】

サンウルブズが今季初勝利、ストーマーズ戦が日本代表の前哨戦になる

特集:
ノーサイドの精神
長かったトンネルを抜けたサンウルブズのメンバーはスタンドのファンと記念撮影

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 【ノーサイドの精神】スーパーラグビーに参戦するサンウルブズが、12日にレッズを63-28で倒して、今季10戦目で待望の初勝利をマークした。参戦1年目の2016年は7戦目、昨季は6戦目でシーズン初勝利。過去2シーズンより遅い勝ちどきに、週明けの14、15日に行われた東京・辰巳での練習では、笑顔と笑い声が絶えなかった。

 レッズ戦の勝因として、ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(48)は「練習で積み上げてきたものが、試合で出せた」、ベテランのHO堀江翔太(32)=パナソニック=も「さまざまな国(8カ国)から集まった選手のコミュニケーションが、ようやく取れるようになった」と、“寄せ集め”のグループが、ようやくチームとして機能し始めたことを指摘する。

 レッズ戦は、防御面で従来のように簡単に突破される場面が減少。今季のタックル成功率84・2%のサンウルブズが、この試合では87・7%を数えた。攻撃面でも、ループやオフロードなど相手防御の裏に出る工夫が随所に見られた。だが相手は前節(13節)まで豪州カンファレンスで3位ながら、総得点でリーグ最下位の170点(サンウルブズは177点)と低迷してきたチーム。本当に、チームが進化していることを証明するには、ストーマーズ(南アフリカ)に勝つことが重要だ。

 この試合は、サンウルブズだけではなく、日本代表にとっても重要だ。ストーマーズ戦は、6月の代表戦に備えて日本代表選手(23日に発表)が離脱する前最後の試合だ。代表勢がメンバーに入る布陣で、レッズ以上に戦闘力のある相手に勝つことができれば、日本代表のイタリア戦、ジョージア戦でのパフォーマンスにもつながるはず。高温、高湿度の香港での戦いぶりが、ジョセフ・ジャパンの前哨戦になる。

吉田 宏(よしだ・ひろし)

「吉田 宏」イメージ画像 元号が平成に変わった年に入社して、1995年ラグビーW杯後から、サッカー、野球担当を挟みながら現担当。“軟式ラグビー(自称)”出身で、こちらも自称の江戸川キャップ2を誇る。99年W杯の報道陣による南北半球決戦・プレスマッチで、なぜか南半球の一員で世界制覇を果たして現役を引退してからは、書き手専門で楕円(だえん)球を追う毎日。

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