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【平成の真実(9)】平成17年10月2日「宮里藍、日本女子オープン初制覇」

【平成の真実(9)】

平成17年10月2日「宮里藍、日本女子オープン初制覇」

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平成17年の「日本女子オープン」。主役の宮里(手前)を一目見ようと、連日大勢のファンが詰めかけた

平成17年の「日本女子オープン」。主役の宮里(手前)を一目見ようと、連日大勢のファンが詰めかけた【拡大】

 平成を象徴する女子プロゴルファーといえば、宮里藍さん(33)だ。“藍ちゃんフィーバー”を巻き起こし、米ツアーに進出して世界ランキング1位に上りつめ、平成29(2017)年に現役を引退した。20歳で優勝を遂げた同17(2005)年10月の「日本女子オープン」は、国内女子ツアー史上最多5万人弱のギャラリー数を記録。宮里さんの近くにいた関係者が、当時の様子を振り返った。(取材構成・稲垣博昭)

 ヒロインは秋の西日に照らされていた。神奈川・戸塚カントリー倶楽部の18番グリーン。赤いウエアの宮里がウイニングパットを決める。グリーンを360度取り囲むように、ギャラリーの輪が幾重にも広がった。

 「すごかった。優勝が決まって、広報担当としてクラブハウスから18番グリーンに行こうとしても、身動きがとれなかった」

 当時既に日本女子プロゴルフ協会(LPGA)の広報委員長の職にあった鈴木美重子(65)は、13年前の10月2日のことを今も鮮明に覚えている。

 平成17年の「日本女子オープン」は、4万枚の前売り券が約1カ月前に完売。これは国内女子ゴルフ界最高峰の同大会でも初めてのことだった。ネットオークションでは定価2500円のチケットが5000円以上で売られていた。

 宮里は東北高3年の同15年9月の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」で30年ぶりのアマチュア優勝を果たし、すぐにプロ宣言。人気はまたたく間に沸騰した。通算9勝まで着々と勝利を重ねた宮里が国内メジャー初制覇に向けて初日から首位に立つと、当日券を求めるファンが殺到。主催者は当日券約5000枚を追加発注して、週末に備えるほどだった。

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  • 宮里藍をアマチュア時代から見てきた日本女子プロゴルフ協会理事で広報委員長を務める鈴木美重子さん
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