2019.3.1 09:12

「いだてん」1桁視聴率のカンフル剤に!大根監督が演出を手がける

「いだてん」1桁視聴率のカンフル剤に!大根監督が演出を手がける

特集:
ビートたけし
大根仁監督

大根仁監督【拡大】

 映画「モテキ」などのヒット作で知られ、独特のリアリティーあふれる演出で人気の大根仁監督(50)が初めてNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(日曜後8・0)の演出を手がけ、このほど東京・渋谷の同局で会見した。

 「いだてん」は4人の演出家が担当。その1人に選ばれた大根監督は、大河58作目にして初の外部招聘(しようへい)となった。起用理由について同局は「スポーツや外国などが物語の大事な要素になるので、新しい表現者が必要だった」と説明。先月24日放送の第8話まで3週連続で1桁の平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東、関西地区)だけに、大きなカンフル剤となりそうだ。

 報道陣から視聴率低迷について聞かれた大根監督は「来たね、ネガティブな質問!」とおどけつつ、真顔で「確かに僕の周囲の大人たちの中にも、さまざまな意見がある」と切り出した。具体的には「明治と昭和が行ったり来たりして見づらい」「構成が分からない」「ビートたけしさんの演じる古今亭志ん生は、ああじゃない」…などを挙げた。

 その上で「いろんな意見があってしかるべき。でも、リアルタイムの視聴率は(指標としては)分かりやすいけど、今はBSで先に見る人もいれば、録画や配信で見る人も多い」と指摘。「僕の子供も含め、小中学生の話を聞くと誰が誰だか余計な知識がない分、理解が早い。すぐに物語を理解できる世代もいる」として、若い世代には逆に受け入れる余地があるとの見方を示した。

 ただ、「日曜午後8時という時間帯は家族の在宅率が高く、いろんな世代に向けて作らなくてはいけない」と自覚も。最初に手がける演出は3日放送の第9話となり、「複数の登場人物が時代を超え、こうつながるということを表現するため、編集や音の使い方に工夫を凝らした。わかりやすくしたつもりです」と自信の一端をのぞかせた。

 「そもそも、第9話は金栗四三(中村勘九郎)と三島弥彦(生田斗真)が1912年、東京からストックホルム五輪に向け、シベリア鉄道で一直線に向かう場面だからわかりやすい」とも。「狭い空間の中で、これまで(純朴だった)金栗の三島に対する嫉妬心やイライラなどブラックな部分が出てくるので、お楽しみに」と語り、ニヤリと笑った。

 今後も物語の節目などで演出に参加することが決定。人間の闇も照らす“大根マジック”がどのように炸裂(さくれつ)するか、大根ファンからも注目されそうだ。

  • 大河ドラマ「いだてん」
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