2018.7.12 11:00

“霧のアーティスト”中谷芙二子氏、彫刻部門で世界文化賞受賞

“霧のアーティスト”中谷芙二子氏、彫刻部門で世界文化賞受賞

インタビューに応じる中谷芙二子氏

インタビューに応じる中谷芙二子氏【拡大】

 世界の優れた芸術家を顕彰する「高松宮殿下記念世界文化賞」(主催・公益財団法人日本美術協会=総裁・常陸宮殿下)の第30回受賞者(5部門5人)が決まり11日、東京や英ロンドンなどで発表された。

 彫刻部門は中谷芙二子氏(85)が受賞した。1933年5月15日、札幌市生まれ。「霧のアーティスト」として世界的に知られる。米ノースウェスタン大美術科卒。70年の大阪万博ペプシ館で、初の人工霧による「霧の彫刻」を発表。白い霧がパビリオンをすっぽり包んだ。

 高圧ポンプと独自に開発した微粒子ノズル群で人工の霧を発生させる。霧は気象条件や地表の凹凸、樹木など、その場の環境を読み取り、風に寄り添い、大気と響き合って刻一刻と姿を変える。「最近、ようやく霧の言葉が少し分かるようになった」とほほえむ。

 10月27日から来年1月20日まで、茨城・水戸芸術館で初めて大規模な個展が開かれる。

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