2018.7.10 12:00

衰えぬ創作魂で進化を続けるさだまさしのアルバム「Reborn 生まれたてのさだまさし」/週末エンタメ

衰えぬ創作魂で進化を続けるさだまさしのアルバム「Reborn 生まれたてのさだまさし」/週末エンタメ

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あふれる創作意欲でデビュー45周年記念アルバム「Reborn 生まれたてのさだまさし」を制作したさだまさし

あふれる創作意欲でデビュー45周年記念アルバム「Reborn 生まれたてのさだまさし」を制作したさだまさし【拡大】

 10月23日にデビュー45周年を迎えるシンガー・ソングライター、さだまさし(66)が7月4日に新アルバム「Reborn 生まれたてのさだまさし」を発売した。

 大手レコード会社、ビクターエンタテインメントに移籍後初の記念作で、オリジナルアルバムとしては“45”作目のリリース。1973年にフォークデュオ、グレープでデビュー以降、ほぼ1年に1度のハイペースでアルバムを制作し続けている。

 1曲目はファミリーマートの入店音を使った「大盛況~生まれたてのさだまし~」。表題曲ともいえるこの曲はまさかの26秒で終了し、さだのユーモアに意表を突かれた感じで、思わずクスッと笑ってしまう。

 今回はシンガー・ソングライター、ナオト・インティライミ(38)との共作にも注目だ。

 個人情報保護のためパスワードだらけとなった現代社会を風刺した「パスワード シンドローム」はポップな曲調が特徴。行間に情緒がにじむ歌詞と、美しい旋律で魅了するさだの作風とは一線を画す意欲作だ。

 同じく共作の「きみのとなりに」は2012年、東日本大震災の復興支援番組のロケで訪れた被災地、岩手・大船渡市の仮設居酒屋でギターを抱えながらメロディーと歌詞を制作。辛くても悲しくても、思いを寄せ合いながら生きる意味を問い掛けている。

 ほかにはアフロヘアがトレードマークで2016年のTBS系「99・9 -刑事専門弁護士-」にも出演した歌手、レキシ(44)ともコラボした楽曲「黄金律」も収録した。

 「音楽的な閉塞感を打破して、新しいものを作りたいという意欲はいつもある。今回はナオトとレシキと一緒に曲を作って、新しいところに行ける手応えを感じた」と感謝するさだ。

 現在は45周年記念の全国ツアーを展開中で、7月6日には東京国際フォーラム公演を開催。これがデビューから通算4304回目のライブで「イチローの安打数までもう少し」と充実の表情。日米通算で4367安打を放った天才打者にライバル心を燃やすなど元気いっぱいだ。

 創作の原動力は「やっぱり音楽が好きだし、作品を発売して1カ月立つと、作品の粗しかみえなくなっちゃって、また作りたくなる。その繰り返しです」と音楽愛があふれる。アルバムタイトルの「Reborn」は「再生、生まれ変わり」を意味し、今作はさだ自身の“再生”への過程が凝縮した作品となっている。(山内倫貴)

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