2018.5.9 12:00

小松菜奈と大泉洋のかけあいにほっこりする映画「恋は雨上がりのように」/週末エンタメ

小松菜奈と大泉洋のかけあいにほっこりする映画「恋は雨上がりのように」/週末エンタメ

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週末エンタメ芸能記者コラム

 25日公開の映画「恋は雨上がりのように」(永井聡監督)は、眉月じゅんさんの同名漫画が原作。17歳の女子高生が45歳の中年男性に恋をする物語だ。

 主演は、2014年の映画「渇き。」で日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞した小松菜奈(22)。相手役となるバツイチ&子持ちのファミレス店長役は、大泉洋(45)が演じている。

 小松扮する女子高生、あきらは、元陸上部のエース。アキレス腱断裂で夢を絶たれ、偶然訪れたファミレスで店長の優しさに触れ、恋に落ちる。

 普段はにらんでいるような顔をしているが、時折とびっきりの笑顔を見せる演技は、原作のイメージにピッタリ。1メートル68の長身と抜群のスタイルから繰り出される走るときのキレイなフォームも足が速いという設定に説得力をもたせている。

 一方、親子ほど年齢の離れたあきらの恋心にたじろぎながらも、大人の対応で受け流す大泉。哀愁漂う中年男性を繊細に、ときにコミカルに演じており、こちらもイメージにピッタリだ。

 ただの恋愛物語だと思って見たが、実際はあきらの成長物語。大切なものを無くし、その代わりとばかりに恋愛に夢中になって自分をごまかした少女が、年上の男に背中を押され、再び夢に向かって走り出す。

 ほかの出演者も含め、キャスティングは見事。強いて言えば、なぜここまであきらが45歳のさえない店長に惹かれたのか、店長はそれに対してどう感じていたのかをもう少し丁寧に描いてほしかった。あきらと店長それぞれの再生を描いた部分が強すぎて、恋愛要素があっさりしすぎていた印象だ。

 それでも、ところどころにクスリと笑えるシーンが散りばめられており、そのたびにほっこり。最後は恋愛によって人は成長することを思い起こさせる作品。見終わった後、「明日も頑張ろう」と背中を押されるような気分になった。(古田 貴士)

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