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お見事だった映画「家族はつらいよIII」のPRイベント/芸能ショナイ業務話

お見事だった映画「家族はつらいよIII」のPRイベント/芸能ショナイ業務話

特集:
芸能ショナイ業務話
出演作に登場する主婦の苦労を語った左から蒼井優、夏川結衣、吉行和子、中嶋朋子

出演作に登場する主婦の苦労を語った左から蒼井優、夏川結衣、吉行和子、中嶋朋子【拡大】

 山田洋次監督の最新作「妻よ薔薇のように 家族はつらいよIII」(25日公開)の「5月1日メーデーイベント」はまれに見る手の凝った、そして意義のあるイベントだった。

 今回、主人公の役回りを与えられたのは女優、夏川結衣(49)。3世代同居の家族の家事を一手に担う主婦を演じており、ステージに立った夏川は「アイロンを掛けながらせりふを切り返すところが大変でした」と苦労話を披露した。

 この言葉が示すように今作の主題的テーマは“主婦の家事労働”だ。ところでその家事労働を金銭に換算したら一体いくらになるのだろうか。この問いに答えるため、東大大学院経済学研究科の柳川範之教授がゲスト登場し3択問題を提示。

 (1)250万円

 (2)400万円

 (3)700万円

 正解は…というと何と(3)700万円である。柳川教授の試算によると、家事を家事代行業者に発注した場合、1時間2500円×8時間×30日=60万円。これが1カ月のおおよその目安で、1年間にすると60万円×12カ月で計720万円となるそうだ。

 フェミニズムの研究者の一部は早くから主婦の家事労働に対して夫は金銭的対価を与えるべきだと主張してきたが、柳川教授は「愛情があると無償でも働いてしまう、という現象がある。家事労働へのお返しは思いやりや愛情」と語った。

 ちなみに労働というと頭脳労働と肉体労働の2つを想定しがちだが、近年、社会学やジェンダー論などの立場からは「感情労働」という概念も提唱されている。例えば、飛行機の客室乗務員は乗客への笑顔を絶やさない、つまり乗客の“感情”への配慮が主な仕事ともいえるのだ。

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