2020.9.26 05:00

【甘口辛口】飲んだビールがおいしければ「フェイバリット」 競馬も「◎はお気に入り」

【甘口辛口】

飲んだビールがおいしければ「フェイバリット」 競馬も「◎はお気に入り」

 ■9月26日 10月1日にビール類の酒税率が改正される。ビールの酒税は350ミリリットル缶あたり7円下がり、コロナ禍による宅飲みで販売数を伸ばす第3のビール・新ジャンルと呼ばれるビールテイスト飲料は約10円上がる。このため今月末は新ジャンルの駆け込み需要があるという。

 お小遣いをやり繰りし、コンビニで買うとビールより約80円(うち酒税の差額は49円)安い新ジャンルを毎日飲むお父さんらにとって、1本あたり10円の値上げは痛い。新ジャンルの酒税は3年後さらに9円、26年には8円上がる。ビールの酒税は徐々に下がり、同年にはビール、発泡酒、新ジャンルが約55円で並ぶ。ビール党は今より22円下がる26年が待ち遠しいが、新ジャンル党は受難が続く。

 ビール類は嗜好(しこう)品。広辞苑には「栄養摂取を目的とせず、香味や刺激を得るための飲食物。酒・茶・コーヒー・タバコの類」とある。米国の知人に「飲んだビールがおいしいときは『フェイバリット(お気に入り)』と言う」と教わった。嗜好品ゆえ「うまい」ではなく「好み」なんだと納得した。以来、テレビCMでタレントがビール類を飲んで「うまい」を連発するのが気になる。

 米国では競馬の「本命」も「フェイバリット」。「本命はコントレイル」を英語で言うと「マイ・フェイバリット・イズ・コントレイル」となる。1番人気が必ず勝つわけではないのが競馬。予想はあくまで個人の見解。だからこそ「お気に入り」なのだ。なんと合理的な考えかと感心した。

 というわけで競馬ファンの皆さん、小紙の水戸や柴田、宇恵らの本命が勝てなくても「◎はお気に入り」。そう寛大な気持ちでいていただけるとありがたい。(鈴木学)