2020.9.20 05:00

【甘口辛口】官房長官時代、既得権益の壁に阻まれた菅首相 携帯料金値下げ、最低でも4割は期待したい

【甘口辛口】

官房長官時代、既得権益の壁に阻まれた菅首相 携帯料金値下げ、最低でも4割は期待したい

 ■9月20日 ふと、伝説のバンド、オフコースの名曲「愛を止めないで」が、脳裏をよぎった。菅義偉首相(71)が先日の所信表明で「既得権益や、あしき前例主義を打破する。国民のために働く内閣をつくっていきたい」と改革を表明した後だ。コロナ禍が続く中、「国民への愛を止めないで」と、すがりたくなった。

 オヤジギャグのついでに言えば、この歌を作詞作曲し自らが歌ったシンガー・ソングライター、小田和正は、きょう20日が73歳の誕生日。ファンが怒るかもしれないが、同年配の菅首相と顔や雰囲気が似ているせいで、歌が思い浮かんだのかもしれない。それはさておき、菅内閣の面々からは意欲的な発言が目立つ。

 にわかに衆院解散・総選挙含みの政局となり、早いところ実績を作って国民にアピールしたい思惑もあるのだろう。中でも期待したいのは、携帯電話料金の値下げだ。菅首相が2年前の官房長官時代、「4割値下げする余地がある」と発言したものの、それこそ既得権益の壁に阻まれた。

 携帯値下げは、菅首相の悲願。組閣後すぐ「鉄は熱いうちに打て」とばかりに、担当の武田良太・新総務相(52)に「しっかりした結論を出してくれ」と強く指示した。武田氏も「1割程度だったら改革にならない」と明言。そうであるなら、最低でも4割の値下げは期待したい。

 一方、安倍前首相の主催した「桜を見る会」に招かれた「ジャパンライフ」元会長が詐欺容疑で逮捕され、招待状を勧誘の宣伝に使ったことが分かっている。多数の被害者が出ている以上、菅内閣は再調査して経過説明を詳細にすべきだ。ちなみに、「愛を止めないで」は、向き合うことの大切さも歌っている。(森岡真一郎)