2020.5.27 05:00

【甘口辛口】6・19は「ベースボール記念日」 相当な覚悟で臨む選手たちへ無条件で声援送りたい

【甘口辛口】

6・19は「ベースボール記念日」 相当な覚悟で臨む選手たちへ無条件で声援送りたい

 ■5月27日 6月19日は「ベースボール記念日」だそうだ。米ニュージャージー州ホーボーケンのエリシアン球場で、1846年のこの日行われたニッカーボッカークラブVSニューヨーク・ナインのクラブ対抗戦。3アウト、3ストライクなどほぼ現行の基本ルールで行った最初の試合として公式記録に残っているという。

 そんな記念の日にプロ野球公式戦が約3カ月遅れて開幕するのも何かの縁か。政府は緊急事態宣言を全面解除したが、首都圏と北海道の5都道県との移動は6月18日までは慎重な対応を促した。全国的な移動が容認されるのは同19日からで、専門家の意見を聞きながら想定していた最短の開幕日と合致した。

 オールスター戦、交流戦に加えセ・リーグはクライマックスシリーズも中止の方向(パは短縮検討)という。リーグ戦120試合に11月21日からの日本シリーズというシンプルな日程。1950年の2リーグ分裂後、数年は120試合前後が基本だっただけに原点に立ち返り、初心を取り戻すにはいい機会ではないか。

 当面は無観客で7月10日からは上限5000人まで入場できる。しかし、飛沫(ひまつ)感染や濃厚接触を避けるため鳴り物や、密になって大声を張り上げる応援は禁止の対象になりそうで日本独特の応援風景も一変するだろう。打球の音、快速球がミットに収まる音、ベンチの声など隠れた魅力を味わうのも一興というものだ。

 最大の懸念でもある移動に伴う感染リスクを負いながら、選手はタイトな日程で戦う。各球団とも大幅な収入減は必至で、どんなにいい成績を残そうが年俸アップは見込めない。相当な覚悟で臨む選手たちに、今季は無条件で声援を送りたい。(今村忠)