2020.4.26 05:00

【甘口辛口】芸能界の宝がまた犠牲に…岡江さんから家族との最期の時間さえも奪った新型コロナ、あまりに残酷で切ない

【甘口辛口】

芸能界の宝がまた犠牲に…岡江さんから家族との最期の時間さえも奪った新型コロナ、あまりに残酷で切ない

死去した岡江久美子さん

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 ■4月26日 新緑のまぶしい季節になった。が、基本は小池百合子都知事が提唱するまでもなく「ステイ ホーム」。人から人へ移り住む見えない寄生虫の餌食にはなるまいと改めて思う。命がけで新型コロナウイルスと闘う医療従事者のためにも、軽率な密集行動は避けたいものだ。

 そんな折、女優、岡江久美子さんが突然、63歳で生涯の幕を閉じ、悲しみの輪が広がっている。芸能界ではタレント、志村けんさん(享年70)に続くコロナの犠牲者。エンタメ界の宝を2人までも失った。岡江さんの所属事務所によると「彼女はここ1、2年、ゴルフが大好きでした」といい、ゴルフは生きがいになっていた。

 ご存命で、もしもコロナが蔓延していなかったら、今の季節も楽しんでいたに違いない。岡江さんは17年半司会を務めたTBS系情報番組「はなまるマーケット」が2014年に終了後も、年に3回、共演者らとコンペをしていた。明るく好奇心が旺盛で、人望もあったからこそ、そうしたコンペも続いてきたのだろう。

 昨年暮れからは人知れず乳がんで闘病。2月中旬まで放射線治療を受けていた。これから全快を目指す時期に、忍び寄ってきたコロナに足元をすくわれたかのようだ。免疫力の低下がコロナによる肺炎の重症化を招いた一因ともいわれる。ただ、3月に入ってからは元気を取り戻し、友人とゴルフを楽しんだこともあったと聞く。

 まさに「乳がんに負けてたまるか」と免疫力アップも目指していた矢先だったのではないか。コロナのせいで、最期は夫と娘と孫が17日間も寄り添えなかった。あまりに残酷で切ないが、ファンを元気づけ、人一倍、人生を楽しんで終えたのだと思いたい。合掌。(森岡真一郎)