2020.4.22 05:00

【甘口辛口】想像に難くない大型連休の人出 緊急事態宣言を延長するなら早い方がいい

【甘口辛口】

想像に難くない大型連休の人出 緊急事態宣言を延長するなら早い方がいい

 ■4月22日 ウオーキングやジョギングでは「感染の心配はない」と以前、学者がテレビで話していた。それを信じて日課にしている1時間の歩行は“丸腰”に近かったが、最近は雲行きが変わってきた。ウオーキングでは5メートル、ジョギングでは10メートル以上の間隔を開けないと飛沫が飛んできて感染の恐れあり、と外国の研究でわかった。

 京大・山中伸弥教授も「(無症状感染者が)走って大きな息をすると、せき、くしゃみ同様周りにウイルスをまきちらすかもしれない」とジョギング中もマスク着用を呼びかけた。こうなるとウオーキングも細心の注意を払い、なるべく人通りのない時間にやるしかない。

 国の緊急事態宣言後、2度目の週末にあたる18、19日の人出は感染拡大前の2月上旬の土日と比べ新宿駅で86%減など7都府県の主要駅で7~8割減ったという。東京は都心はガラガラでも、好天の19日は多摩川河川敷や駒沢公園などジョガーやウオーカーでいっぱい。5メートル、10メートル間隔どころではなかったようだ。

 大きな商店街やスーパーも買い物客が押し寄せた。クラスターから市中へと感染が広まる中、これでは…と嘆きたくなる。違反には罰則を伴う厳しい外出制限をかけた国もある欧米でさえ、作戦が功を奏し終息が見えたという話はまだ聞かない。宣言が大幅に遅れた上、この手ぬるさでは日本のトンネル脱出は相当先になるかもしれない。

 近づく大型連休では遠出はしないものの近場の行楽地の人出は想像に難くない。連休最終日の5月6日に緊急事態宣言解除では気が緩んだまま「もう、こっちのもの」と受け止められ、せっかくの努力が水泡に帰さないか心配だ。宣言を延長するなら早い方がいい。(今村忠)