2020.10.18 07:30

【土井正博の豪傑球論】阪神D2・井上を何が何でも1軍で起用し続けて

【土井正博の豪傑球論】

阪神D2・井上を何が何でも1軍で起用し続けて

特集:
井上広大
室内練習場でフリー打撃を行う井上

室内練習場でフリー打撃を行う井上【拡大】

 井上の1軍での打席を見ているが、現時点なら私が指導してきた高卒ルーキーたち、松井稼頭央(西武2軍監督)、中島宏之(巨人)、中村剛也、栗山巧(ともに西武)ら以上の素質を感じる。さすがに清原和博(元西武など)は別格だが、軸回転の強いスイングができて、センター方向へ伸びる打球は、清原に通じる部分もある。長距離砲の魅力は十分だ。

 今、変化球が打てないことを気にする必要は全くない。これまで体験したことのない変化に崩されたり、逃げるような仕草は全くないから、時間と経験が解決する。必ず打てるようになる。

 先に挙げた一流の打者たちを超えられるかどうかは、この先の本人の努力であり、指導方針に掛かっている。育成の名目で“2軍ズレ”して失敗した選手を何人も見てきた。何が何でも1軍で起用し続けてもらいたい。それぐらいの逸材だ。

 そのために、今オフは常識を超えるぐらいの走り込みと振り込みが大事。プロの厳しい練習に耐えられ、故障をしない体を作り上げること。それぐらい練習すれば、夜のお誘いに乗る元気もなくなるはず(笑)。3年先、同世代全員を見下ろせる選手なってもらいたい。(本紙専属評論家)