2020.3.24 13:05

【球界ここだけの話(1917)】日本ハム・栗山監督、春の甲子園に出場予定だった球児へエール

【球界ここだけの話(1917)】

日本ハム・栗山監督、春の甲子園に出場予定だった球児へエール

特集:
サンスポ記者の球界ここだけの話
日本ハム・栗山監督

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 本来ならシーズン開幕日の3月20日。日本ハム・栗山英樹監督(58)は練習試合の西武戦(メットライフ)の試合前取材で、選手の調整に気を配りながら「花咲徳栄だよな…」とみずから切り出し、センバツ高校野球大会出場が幻となった球児に思いをはせた。

 新型コロナウイルス感染拡大がなければ大会中止になどならず、19日は甲子園で開会式。同日、花咲徳栄(埼玉)のナインは埼玉・加須市のグラウンドで模擬開会式を行った。選手は公式戦用のユニホームで入場行進。校歌を斉唱した。

 「彼らにとっては人生が終わるくらいの悔しさだろう。でも、ずっと頑張ってきた証、誇り、自信みたいなものが、みんなあると思う」

 栗山監督は野球評論家時代の2009年から11年まで、テレビ朝日系『熱闘甲子園』でキャスターを務めた。創価高(東京)時代は甲子園未出場。甲子園で高校野球を取材し続け「3年間すべての試合を甲子園で見た。さらに甲子園への憧れが強くなった」と聖地への思いは人一倍だ。

 出場が決まっていた32校の選手へ「自分たちが本当は甲子園に出られたんだという気持ちを持ってほしい」と熱いメッセージ。続いて「裏を返せば、あの時に、そんな大変なことがあったときに実は甲子園に出れたんだというのも、また大きな誇り。他の甲子園にたくさん出ている人たちがいる中で、違う経験でもあるわけで、それを大切にしてあげられるように周りはしていかなきゃと思う」と話した。

 熱弁をふるった後、ふと「そんな話、聞きたくないだろう」と報道陣に語りかけた指揮官。いえいえ、とてもいい話でした!(山口泰弘)