2020.1.12 13:00

【球界ここだけの話(1854)】阪神D4位・遠藤の努力はなまはげのおかげ? 故郷・秋田の応援受け1軍デビュー目指す

【球界ここだけの話(1854)】

阪神D4位・遠藤の努力はなまはげのおかげ? 故郷・秋田の応援受け1軍デビュー目指す

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なまはげと記念写真におさまる阪神D4位・遠藤=3日、秋田県にかほ市の南極公園

なまはげと記念写真におさまる阪神D4位・遠藤=3日、秋田県にかほ市の南極公園【拡大】

 なまはげで精神力を鍛えられた。阪神のドラフト4位・遠藤成内野手(18)=東海大相模高=は秋田県にかほ市出身。秋田の年末年始の行事といえば「なまはげ」が有名だ。

 大みそかの12月31日や1月15日の夜に「悪いこはいね~が~!」と、子供のいる家を訪れる行事で怠け心や災いを払い、幸福を呼び寄せてくれるとされている。遠藤の元にも7歳くらいまで、きていたという。

 「泣いた記憶があります。とにかく逃げていました」。幼少期の遠藤はとにかく怖がっていた。

 父・成人(なるひと)さん(47)によると、地区の青年会に日時を指定して依頼。その時刻にきてもらっていた。「効果はすごいですね。(子供は)変わります。なにかあったらなまはげがくるぞ、と。実際怖いですよ」と成人さん。この地域では多くの人が経験するなまはげのおかげで? いい子に育ち、怠けることなく努力をしてプロの世界へと入った。

 父の成人さんにも鍛えられた。社会人まで野球をしていた父に連れられて幼少期から、にかほ市にある南極公園でランニングをしていた。「一周が結構長いので、結構疲れます」と振り返った。高校時代にも帰省した際は父とともに練習。母の道代さんもサポートし、家族で背中を押していた。

 「いいスタートを切るために家族みんながやってくれるので、感謝の気持ちをもってやっています」

 小さいころは父にアドバイスをもらうことも多かったが「プロに入って自分で考えてプレーするために、今は自分で考えてやっています」と独り立ちを決意。元日に秋田市にある白幡神社に初詣にいったときに引いたおみくじは大吉。故郷の応援も背に受け、まずは土台を作り、1軍デビューを目指していく。(菊地峻太朗)