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【令和にかける男たち】巨人・中川、無で飛躍

【令和にかける男たち】

巨人・中川、無で飛躍

特集:
令和にかける男たち
巨人のリリーフ陣の柱となった中川。普段は穏やかな表情だが、マウンドでは一変する (撮影・斎藤浩一)

巨人のリリーフ陣の柱となった中川。普段は穏やかな表情だが、マウンドでは一変する (撮影・斎藤浩一)【拡大】

 各球団のキーマンを直撃する企画の第4回は、4年目に急成長を遂げた巨人の新守護神、中川皓太投手(25)。オープン戦の途中まで2軍で過ごしたが、シーズンに入って結果を出し、抑えを任されるようになった。6月30日のヤクルト戦(秋田)で10セーブ目をマークした左腕。物腰の柔らかい好青年が、激動の今季ここまでを振り返った。 (取材構成・谷川直之)

 --今季は2勝1敗10セーブ、8ホールド、防御率1・27と活躍

 「始まる前はこんなになると思っていなかった。下の位置からなんとか少しずつ信頼を勝ち得て、と思っていたので、うまくいきすぎて自分でもびっくりしています」

 --昨季から何が変化した

 「一番はメンタル的なところだと思います。開き直れるようになったのが、いい方向につながっている。技術というよりはそこが大きいかと」

 --どんな心境でマウンドに立っている

 「『無』ですね。去年までは、今年以上に『完璧に抑えたい』という気持ちが強くて。『自分の一番いい球をこうやって、ああやって投げたい』と思い詰めすぎて、できないことを考えていた。空回りしていた」

 --なぜ開き直れた

 「今年のキャンプからずっと、オープン戦の途中まで2軍でした。大江とかもすごくよくて、(日本ハムに移籍した吉川)光夫さんも期待されていた。そんな中で『もういいや。向こうがすごいのは分かっているから、自分は自分で頑張ろう』と思いました。ライバル視して負けないように頑張ろうと思うのも大事かもしれませんが、自分の結果とパフォーマンスを上げるのが一番大事だと感じるようになりました」

 --昨夏、上手投げからスリークオーターに転向

 「やってきたことを信じるのも大事ですけど、行き詰まったときに何か変化を求めて変わっていこうとするというのも、成長していく上で必要。自分で変えるのはなかなか難しいと思いますけど、いろんな人に『こうやってみたら』と言ってもらえたので、いいきっかけになりました」

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  • 2016年、巨人・中川