2019.5.22 12:00

【G戦士の素顔(2)】マシソン、家族のためにも目指す1軍マウンド

【G戦士の素顔(2)】

マシソン、家族のためにも目指す1軍マウンド

特集:
G戦士の素顔
イースタンで復帰登板した巨人・マシソン

イースタンで復帰登板した巨人・マシソン【拡大】

 1軍復帰を、誰もが望んでいる。スコット・マシソン投手(35)だ。昨年8月に左膝のクリーニング手術を受け、その後、感染症にかかり、今春のキャンプは不参加。膝の状態を見ながらの調整が続く。

 5月15日。イースタン・リーグ、DeNA戦(ジャイアンツ球場)で実戦復帰。1回4安打3失点と、結果は不本意なものだったが、確かな一歩を踏み出した。

 そんな助っ人にとって、何よりの支えが家族の存在だ。シーズン中は、夫人のジェニファーさんと2人の子供たちも来日し、ともに暮らしている。

 「家に帰って家族がいるということだけで、違うよね。一人でいるときと比べると、全く違う。特にリハビリのときの一番辛い時って、なんか時間があって、一人のときにいろいろ考えてしまうから。そういうのをなくしてくれる存在でもあるよね」

 かけがえのない家族との時間。6歳の長男と4歳の長女からは「パパいつ投げるの?」と聞かれることもある。投げる姿を楽しみにしている子供たちのためにも、早く1軍のマウンドに立ちたい。その思いを強く胸に抱く。

 「娘のほうはまだ分かっていなくて、『なんで夜試合を見ているときに、パパがそこにいないの?』というのは言ってくるね。嘘をつかれているんじゃないかと疑問を抱いているよ」

 実は、父子家庭で育ったマシソン。父・ダグさんは男手一つで自身を育ててくれた。そんな父の背中を見ているからこそ、自身も働くパパとして子供たちに、またあの大歓声の中で投げる姿を子供たちに見せたいと切に思っている。

 「ありがたいことに野球選手として長いキャリアを全うできている。そのおかげで家族を養うことができている。ある程度、自分の先が見えている中で、ユニホームを脱いだときに、家族のために本格的にやっていきたい」とマシソン。愛用するグラブの内側には、夫人と子供2人の名前が刻まれている。家族の笑顔のためにも、1軍のマウンドを目指す。(赤尾裕希)