2019.3.7 10:00

DeNA・楠本、開幕スタメンへ「がむしゃら」/東北スポーツ

DeNA・楠本、開幕スタメンへ「がむしゃら」/東北スポーツ

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東北スポーツ
東北の安打製造機もプロ2年目。楠本には開幕1軍、さらには開幕スタメンが見えてきた

東北の安打製造機もプロ2年目。楠本には開幕1軍、さらには開幕スタメンが見えてきた【拡大】

 プロ野球DeNA・楠本泰史外野手(23)が、2年目のシーズンに大きなチャンスをつかもうとしている。東北福祉大時代に全日本の4番も経験した打撃センスで、春季キャンプ(沖縄・宜野湾市)からアピールが続き、開幕1軍どころかスタメンも見えてきた。「先輩方に必死に食らいつくだけ」。今季へかける思いを聞いた。

 2年目のジンクスではなく大開花へ。楠本が開幕1軍どころか、スタメンを狙う位置につけている。

 「周囲から『開幕スタメンを争っている』とか言われますけど、先輩方と同じ土俵に立っているとは思いません。ふんぞり返っていたら絶対に足下をすくわれる。とにかく、がむしゃらに食らいつくだけです」

 大粒の汗を流しながら、強い覚悟を口にした。キャンプイン時点の外野のレギュラー候補は筒香、桑原、神里、梶谷の4人。楠本は乙坂、細川、宮本らと並び控え扱いだった。

 しかし、東北福祉大時代に全日本の4番も経験した打力に、俊足も兼ね備えている。与えられたチャンスで着実に結果を残し続け、2月24日の広島戦(宜野湾)では3安打。ラミレス監督から「試合に出るたびに安打を打っている印象だ」と称賛された。

 右肩手術後の完治が不透明な梶谷に加え、桑原が不振から2軍に降格。他力ながらチャンスが増えたが、「今できることを全力でやろうとしている」と謙虚に語る楠本にあるのは危機感だ。

 「実績のある桑原さんでさえ2軍にいった。僕なんて簡単に下(2軍)に行かされると思う。当落線上だと思っています」

 ルーキーだった昨年は開幕1軍を果たしたが、「そこが目標だった。今年はそれではだめ。1年間1軍にいること。その中で開幕にスタメンにいることができたらうれしい」と先を見据える。開幕まで1カ月を切った。楠本の勝負は続く。 (湯浅大)