2018.10.10 13:00

【球界ここだけの話(1417)】楽天・松井が終盤の先発登板に満足感、来季の復調に手応え十分

【球界ここだけの話(1417)】

楽天・松井が終盤の先発登板に満足感、来季の復調に手応え十分

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サンスポ記者の球界ここだけの話
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 長らく抑えを務めてきた楽天・松井裕樹投手(22)がシーズン終盤に2度先発登板した。4年ぶりに真っさらなマウンドに立ったことによる収穫は十分にあったようだ。

 まずは9月27日のロッテ戦(ZOZOマリン)だった。2014年10月5日以来の先発だったが、7三振を奪って5回を3安打無四球で無失点投球。白星を手にした。

 そして、今月4日の日本ハム戦(楽天)は6回を4安打3四死球4失点で敗戦投手になったが、奪った三振は実に14。一回から三回にかけては球団タイ記録の7者連続三振を記録した。

 入団2年目の15年から守護神として君臨し、ここまで通算101セーブをマークしている左腕を先発させた理由を、平石監督代行はこう説明する。

 「先発転向を見据えてということではない。チャンスがあれば一度先発を、と思っていた。いつもせっぱつまった場面で1球のミスも許されない場面で投げてきた。先発ならちょっと余裕もできるし、何か感じることがあるのではないか。投手としての引き出しを増やしてほしい」

 今季は開幕から状態が上がらずにここまで5セーブどまり。壁にぶち当たった松井を一度配置転換させることで、一皮むけてほしいという思いがあったようだ。

 その効果はあったように見える。常に僅差で登板する救援の場合は常に全力投球が要求される。しかし、長い回を投げる先発の場合はそれでは持たない。結果、無駄な力が抜けて直球に切れが戻り、制球も安定した。

 特に最初のロッテ戦は5回を無四球投球。「120%で投げないことを意識した。無四球が一番うれしい」とうなずいた。敗れたとはいえ日本ハム戦では六回にも140キロ台中盤を計測。右打者のひざ元に食い込むスライダーの切れも戻ってきた。

 今季最下位に終わった楽天。逆襲を期す来季に向けて松井の復調は欠かせない。その手応えは十分なようだ。(片倉尚文)

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