2018.7.13 11:30

【乾坤一筆】日本ハム・清宮「2試合限定」1軍の真意とは!?

【乾坤一筆】

日本ハム・清宮「2試合限定」1軍の真意とは!?

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清宮幸太郎
日本ハム・清宮幸太郎

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 日本ハムのドラフト11位・清宮幸太郎内野手(19)=早実高=が9、10日のソフトバンク戦(東京ドーム)で1軍復帰を果たした。とはいっても2日間の期間限定。先発出場はなく、2試合とも代打で出場して計3打席で2打数無安打1四球1三振。翌11日に再び出場選手登録を抹消された。

 10日の試合後、栗山英樹監督(57)は清宮の1軍について「もともと2試合の予定だった」と説明。「はっきり課題が見えた」と指摘したが、その課題については言及しなかった。期間限定の1軍経験にはどんな狙いがあったのだろう。

 一つは刺激を与えるためだったと思う。1軍で21試合を経験して5月28日に出場選手登録を抹消された後、2軍の公式戦では24試合で11本塁打。圧倒的な長打力を発揮する一方、打率は・244(90打数22安打)と上がっていない。主力打者の打撃練習を見たり、話を聞いたりすることが、“2軍慣れ”しつつあった清宮に新たなモチベーションを与えると考えたのではないだろうか。

 しかも、早実の大先輩であるソフトバンク・王貞治球団会長(78)がこの2試合を視察。9日の試合前にあいさつし、「精神的にも技術的にも成長しているね」と激励を受けた。王氏の通算868本塁打を目標にする清宮には、大きな励みにもなったはずだ。

 もう一つは守備、走塁の意識を高めるためだと思う。この2試合、いずれも日本ハムが大勝しただけに終盤に清宮を守備に就かせることも可能だったはずだが、そうしなかった。「1軍に上げれば、すぐに先発で起用するのがウチのスタイル。だけど、今回は少し意図が違う」と栗山監督。守備、走塁が一定のレベルに達しなければ先発では使われないということを改めて感じたと思う。

 2連戦後、栗山監督に2軍降格を告げられた清宮は「いつ1軍に呼ばれてもいいように、打撃だけではなく、守備、走塁も準備をする」と話した。この2試合に1軍に呼んだ指揮官の意図は、清宮にも伝わったようだ。16日に再開されるイースタン・リーグでどんな姿を見せてくれるか。注目である。

片倉 尚文(かたくら・なおふみ)

 1992年入社。サッカー担当として93年Jリーグ開幕、94年と2002年のW杯を取材。五輪は00年シドニーと06年トリノ、ゴルフは07、08年マスターズなどを取材した。野球では野村ヤクルト、原巨人を担当。文化報道部デスクなどを経て運動部に復帰し、今年は野球遊軍。

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