2018.6.6 13:00

【球界ここだけの話(1293)】危機感強めるソフトバンク・王貞治会長 五輪で野球が定着するため尽力

【球界ここだけの話(1293)】

危機感強めるソフトバンク・王貞治会長 五輪で野球が定着するため尽力

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サンスポ記者の球界ここだけの話
第28回世界少年野球大会の記者発表会に臨む王貞治理事長

第28回世界少年野球大会の記者発表会に臨む王貞治理事長【拡大】

 ソフトバンク・王貞治球団会長(78)は今、強い使命感を持って、野球の普及発展に尽力している。今月4日、王氏は自身が理事長を務める世界少年野球推進財団主催の「世界少年野球大会」(8月1-9日、松江市)開催発表会見に出席。その席で2020年東京五輪以降も野球が五輪の正式競技として実施されることを切望した。

 「東京の次の五輪からも正式競技になるように、野球の普及を一生懸命やっている。野球が必ず五輪でも成功すると、IOC(国際オリンピック委員会)に感じてもらえるように盛り上げていきたい。野球はやっても見ても楽しいと伝えられれば道が開けると思う」

 野球は20年東京大会で、08年北京大会以来3大会ぶりに五輪で行われる。ただ、その後も実施されるかは、現時点で不透明。28年大会は米大リーグが人気のロサンゼルスで開催されるため確実視されているが、その前の24年大会は野球になじみのないパリでの開催。「ロスは大丈夫だと思うが、パリが気がかり」と王氏も危機感を強める。

 五輪で野球が定着するために、何よりも重要なのは野球が世界的に普及発展すること。そのために王氏は労を惜しまず、協力を長年にわたって続けている。「世界少年野球大会」は日米の本塁打王、王氏(プロ野球通算868本塁打)とハンク・アーロン氏(米大リーグ通算755本塁打)が1990年に第1回大会を開催した。

 今回が28回目の開催で、14カ国・地域の約220人の少年少女が野球を通じて国際交流する。過去に大会に参加した少年少女が、今度は指導者として再びこの大会に参加するなど、王氏の尽力によって、その輪は世界で着実に広がっている。「少年少女の育成は絶対にやらねばいけないこと。この大会が半永久的に続くことを願っている」。王氏の、野球の普及発展を願う思いは誰よりも強い。(片倉尚文)

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