2018.5.29 08:00

【小早川毅彦の打診球診】“対決”意識したマー君、ギア一段上がった

【小早川毅彦の打診球診】

“対決”意識したマー君、ギア一段上がった

特集:
田中将大
エンゼルス戦で先発し、3安打1失点で6勝目を挙げたヤンキース・田中=ニューヨーク(共同)

エンゼルス戦で先発し、3安打1失点で6勝目を挙げたヤンキース・田中=ニューヨーク(共同)【拡大】

 ヤンキース3-1エンゼルス(27日=日本時間28日、ニューヨーク)大谷は外角を中心に、丁寧に攻められた。“対決”を意識していたのは田中の方で、大谷を打席に迎えると、ギアを一段上げたように見えた。

 結果は3試合連続で無安打。疲れが出てきて、状態が落ちているのは確かだ。ヤンキースは三塁手が遊撃手の位置、遊撃手が二塁ベースの右にくるシフトを敷き、バッテリーも長打を警戒して歩かせてもいいや、という攻め方をしてきた。

 安打は出なくても、毎試合のように四球を選べているのだから、焦ることはない。無理に引っ張ろうとせず、意識して三遊間や左前へ打ち返すこと。そうすると、相手は嫌がって、内角球が多くなってくる。

 田中は真っすぐ、スライダー、スプリットがいずれも調子よく、走者を出しても点を取られる雰囲気がなかった。六回にシモンズに許したソロは“出合い頭”のようなもの。大谷の状態がよくても、攻略は難しかっただろう。

 ボールが先行する場面もあったが、強い風が吹く悪条件にうまく対応していた。エンゼルス先発のリチャーズも、決してレベルが低い投手ではない。しかし、風への対応力は田中と雲泥の差だった。 (サンケイスポーツ専属評論家)

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  • 田中Vs大谷の全対戦見応えたっぷり15球
  • 日本投手の米通算勝利上位
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