2018.5.27 14:10

【球界ここだけの話(1283)】阪神D3・熊谷の際立つ盗塁術 練習に裏打ちされたベース際の強さ 

【球界ここだけの話(1283)】

阪神D3・熊谷の際立つ盗塁術 練習に裏打ちされたベース際の強さ 

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サンスポ記者の球界ここだけの話
19日の中日戦でプロ初盗塁を決めた阪神D3・熊谷

19日の中日戦でプロ初盗塁を決めた阪神D3・熊谷【拡大】

 “超積極的”で勢いが止まらない。阪神2軍は48試合を消化し、チーム盗塁数はウエスタン・リーグで断トツの77個。矢野新2軍監督の下、2軍での超変革が続いている。

 中でも目を見張るのはD3位・熊谷敬宥内野手(立大)だ。ここまで同リーグトップの20盗塁。2位のD4位・島田海吏外野手(上武大)に9個の差をつけている。「学生のときから盗塁は得意でした」と熊谷。失敗はわずかに「3」で、成功率は驚異の・870だ。

 「自分は塁に出ることが少ないので、貢献するためには走らないと。その中で、変化球のタイミングを読んだりしていることが(成功率の高さに)つながっていると思います」

 もともと、快足の持ち主だった背番号4。技術面で重きを置いているのは、ベース際の強さだ。

 「スライディングの強さを意識しています。最後まで勢いが死なないように。ベースの奥に、もう一つベースがある感覚です」

 試合前練習の合間、二塁ベースでスライディングを繰り返す若虎。見守る藤本内野守備走塁コーチは「センスはいいものを持っていた」とした上で、「速さはあったけど強さがなかったから。自分も二遊間を守っていて、相手の強さでねじこまれることがあった。速いだけじゃなくて強いスライディングをすることで、審判に与える印象も違う」と説明。自身の経験を、惜しみなく若虎に伝えているところだ。

 さらに自慢の足でリーグトップを独走する、まな弟子に「2軍とはいえど、マグレでここまできているわけではない」。これも、裏打ちされた練習があったからこそだ。

 熊谷は18日に1軍初昇格。翌19日の中日戦(ナゴヤドーム)ではプロ初盗塁も記録した。「気持ちの準備はできていた。しっかりアピールしていかないといけない。走れたのは自信になります」。“虎の穴”で学んだことを存分に生かし、1軍の舞台で駆け回る。(竹村岳)

  • ベース際で強いスラインディングを心がける
  • 阪神D3・熊谷
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