2018.5.22 13:00

【球界ここだけの話(1278)】再起をかける男、ヤクルト・山田哲に40本塁打、40盗塁を期待

【球界ここだけの話(1278)】

再起をかける男、ヤクルト・山田哲に40本塁打、40盗塁を期待

特集:
山田哲人
サンスポ記者の球界ここだけの話
自信を持ってシーズンに臨むヤクルト・山田哲

自信を持ってシーズンに臨むヤクルト・山田哲【拡大】

 チームとともに「再起」をかける男が存在感を放っている。3月29日。開幕戦前夜の練習後、山田哲人内野手(25)は「今年は過去、1番の気合でいく」と決意を語った。

 昨季はフルイニング出場こそ果たしたが打率・247、24本塁打、14盗塁と目指してきた3年連続のトリプルスリー(3割、30本、30盗塁)を逃した。「苦しんだのはメンタル面」と語り、2月の沖縄・浦添キャンプでは「プロ8年間で1番の練習量」と身体、精神面を鍛え確固たる自信をつけ、シーズンに入った。

 開幕直後は打率1割台が続き、2割に乗せたのが12試合目の中日戦(ナゴヤ)だった。だが、その間も打撃に悩むような表情やしぐさを見せたり、言葉を発することはなかった。それは取り組んできたことへの自信の表れにも見えた。今季は試合後に取材をすると一瞬、安堵(あんど)したコメントはするが「まだしっくりきていない部分もある。もっとよくなる」とすぐに気を引き締める。

 山田哲が「すべてがそこを目指すわけではない」と前置きした上で比較するのは2年前の自分自身。「まだ絶好調ではない。2016年の印象がある。そこと比べるとまだまだいけるという自分への期待もある」と19日の広島戦(マツダ)には打率を3割に乗せ、11本、11盗塁の好成績にも満足感を見せない。

 昨年と比較すると、すでに改善している点もある。昨季は624打席で91個の四球を選んだのに対し、今季は21日時点で184打席で35個と四球率は14・5%から19・0%に向上。16年の16・4%と比べても高い数字となっている。リーグ屈指の好打者なだけに空振りや凡打を誘い、ボール球になる変化球も増える。39試合を消化した時点で出塁できなかった試合はわずか2試合(3月30日、DeNA戦と4月28日、巨人戦)だけ。「自分はデータと違う攻め方をされることもある。そこも考えながら」と今季のテーマの一つにしてきた“見極め”がすでに結果として出てきている。

 ここまでの成績で満足をしていないならいったいどこまでいくのか-。3度目のトリプルスリーはもちろん、プロ野球史上初のフォーティーフォーティー(40本塁打、40盗塁)が今季、見られるかもしれない。(横山尚杜)

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