2018.5.15 13:00

【球界ここだけの話(1271)】首位快走の西武で“上から目線”の訓示がナインの士気高める 熊代聖人が重要な役割担う

【球界ここだけの話(1271)】

首位快走の西武で“上から目線”の訓示がナインの士気高める 熊代聖人が重要な役割担う

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サンスポ記者の球界ここだけの話
西武・熊代聖人。チームに欠かせない存在だ

西武・熊代聖人。チームに欠かせない存在だ【拡大】

 開幕から首位を快走する西武。打率3割超の野手がズラリと並ぶ強力打線が注目を浴びる中、控えながら重要な役割を担っているのが熊代聖人外野手(29)だ。内外野を守れるユーティリティープレーヤーは、本拠地でのセカンドアップ前に“訓示”を行い、ナインの士気を高めている。

 4月4日のソフトバンク戦。相手先発は、昨年5度の対戦で4敗を喫したバンデンハークだった。ここで熊代は「たしかに、ずっと勝っていない。ただ、人間というのは思い込みがある。バンデンハーク? 自信持とうよ。稼ぎ時でしょ」と、ナインに暗示をかけた。すると、森が1発を含む3安打2打点の活躍で天敵に黒星をつけた。

 同30日の楽天戦では「デーゲームが続いて、みんな疲れているから、きょうの訓示はなしや」と第一声。数秒の間を置き、ナインがキョトンとしたところで「お前ら、今おれを欲しがっただろう」とニヤリ。絶妙の“緩急”で見事に!? 開幕からの本拠地12連勝につなげた。

 “上から目線”の訓示にチームメートも思わず吹き出すが、そんなことはお構いなし。「芸人さんとかでもそうだと思うけれど、恥ずかしがりながらやっていたら響かない」と話す目つきは真剣そのものだ。内容については「スーっと降りてくる。普段から思っていることや感じていることがたくさんある。周りはよく見えている方だと思います」と自己分析する。

 愛媛・今治西高では、3度の甲子園に出場。最後の夏はエースで4番を務め「当時はどっしりとしていた方でしたね」と笑う。昨季はプロ7年目で初の1軍出場なし。大きな危機感を抱いて、新たな一年を迎えた。「やっぱりメンタルが大事。プロに入って、こういうキャラでやってきた。楽しくやりたい。盛り上げたい気持ちがすごくある。『あ、熊代がまた何か言ってるな』と思ってみていてください」。

 ダイヤモンドの中だけではない。快進撃を続けるチームに欠かせない大切な“ピース”だ。(花里雄太)

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