2018.5.12 13:00

【球界ここだけの話(1268)】オリックスベンチを明るくする伏見寅威捕手 意識改革でオンとオフ切り替え

【球界ここだけの話(1268)】

オリックスベンチを明るくする伏見寅威捕手 意識改革でオンとオフ切り替え

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サンスポ記者の球界ここだけの話
4月11日の楽天戦で九回に同点打を放つオリックス・伏見

4月11日の楽天戦で九回に同点打を放つオリックス・伏見【拡大】

 オリックスベンチが明るい。5月に入り、チームの状態は上向き。常に盛り上がっている要因はそれだけではない。ムードメーカー、伏見寅威捕手(28)の存在だ。

 プロ6年目の今季はここまで19試合に出場(11日時点)。先発出場は4試合と主に代打で登場する機会が多いが、自身がグラウンドに立つまで、ベンチで声を張り上げている。伏見は「チームのために、ですね。明るい人って、ネガティブには映らないじゃないですか。声を出していれば、結果が良くなくても切り替えられる」と考えを説明した。

 ただ、以前からそういう存在だったのか、といわれれば、そうではない。去年までは「声を出したいけど、出せなかった」という。どちらかというと「プロなんで結果がすべて」と、自身が結果を出し、1軍に生き残ることに集中。試合になれば、周りを見る余裕がなかったという。

 今年は意識改革。「難しいことですけど、意識しないよりする方がいい」と、オンとオフを切り替え、メリハリを付けることに取り組んでいる。これまでは「試合に出るときは途中からずっと集中していて、いざというときに気持ちが続かなかった。今年はここ、というときにスイッチを入れて、それまではチームのために声を出そうと」。ベンチの座る位置も昨年までの「端っこ」から「真ん中あたり」に変え、ガンガン大声を飛ばしている。

 その姿勢は練習のアップ中からで、「(近藤)大亮、いいね~」「お~い、西さ~ん」「へい、(山崎)福(也)!」などとチームの戦うムードを高めている。

 小谷野は「寅威とかも声援を送ってくれて、ベンチワークがいい。打席に入りやすい」と感謝。チームトレーナーも「伏見が声を出してくれて、本当にありがたい」と声をそろえる。

 「宗とか大城とか福田とか若い選手が試合に出ているので、できるだけ気持ちよく送り出したい」。そう言った伏見の笑顔は、ベンチで見る笑顔そのものだった。(西垣戸理大)

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