2018.4.29 13:00

【球界ここだけの話(1255)】阪神D4・島田と育成D1・石井が卒業した上武大 野球部員の絆は“成人ノック”で強まる

【球界ここだけの話(1255)】

阪神D4・島田と育成D1・石井が卒業した上武大 野球部員の絆は“成人ノック”で強まる

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サンスポ記者の球界ここだけの話
昨年10月、D4位・島田海吏(左)と育成1位・石井将希は上武大で指名あいさつを受けた際、力強くポーズを決めてくれた

昨年10月、D4位・島田海吏(左)と育成1位・石井将希は上武大で指名あいさつを受けた際、力強くポーズを決めてくれた【拡大】

 プロ野球が開幕して1カ月。各球団で新戦力が活躍している。阪神には今年、7人の新人が入団。そんな彼らも少し前までは学生や社会人だった。人生の節目でもある卒業式の感想を、同じ上武大卒のドラフト4位・島田海吏外野手(22)、育成1位の石井将希投手(22)に聞いてみると、同じ言葉が返ってきた。

 「大学で“式っぽい”ことが初めてだったので、楽しかったです。スーツを久しぶりに着ましたヨ」

 え? 成人式には出席しなかったの? と尋ねると「“成人ノック”というのがあって、ノックを受けて成人を迎えるんです」。母校の、とあるしきたりを教えてくれた。

 それが上武大の“成人ノック”。群馬市の成人式の日に行われるという。選手は成人式には出席できない。成人を迎える2年生の選手たちが、1学年上の先輩に朝から夕方まで、ノックを受けるというものだ。

 6~8カ所でひたすら左右に振られ、ボールを追いかける。土のサブグラウンドで行われるため、当然ユニホームはドロッドロに…。島田が「本当にやばいですよ…」と話せば、石井も「泥だらけになりました。でも楽しかったですよ」と振り返った。

 このしきたりはいつからあったのか? と思い、今年8月に33歳になる同大卒の石川打撃投手にも聞いてみた。すると、そのときにはすでにあったそうで、少なくとも成人ノックは10年の歴史を持っている。

 一生に一度の成人式。出席したかったのでは? と石井に尋ねると爽やかに答えてくれた。

 「(成人ノックで)すごくまとまったと思います。野球部で成人式しようぜってことなので。一つのそういうことを一緒にできて、よかったと思っていますよ」

 ともに成人を迎えた上武大野球部の絆。爽やかな笑顔をみて、いつまでもその絆は続くのだろうと胸があたたかくなりました。(竹村岳)

  • 4月1日の巨人戦、代走で出場した阪神・島田
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