2018.4.26 13:00

【球界ここだけの話(1252)】巨人・吉川大、「反り腰」改善で25歳にしてスピードアップ

【球界ここだけの話(1252)】

巨人・吉川大、「反り腰」改善で25歳にしてスピードアップ

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サンスポ記者の球界ここだけの話
巨人・吉川大

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 0・01秒の差が勝負を分けるプロ野球の世界。速く走れる選手が重宝されるが、脚力は打撃や守備と違い、経験が成長につながるものではない。「20歳ぐらいの頃が一番速かったかも」と話す選手も多い。

 「今年、ちょっと足が速くなったんです」

 そう語るのは巨人・吉川大幾内野手(25)。8月に26歳になる今年になって、スピードアップに手応えを感じている。今季は内外野を守れる万能守備と俊足でチームに貢献。26日時点で13試合に出場し、6度は代走として起用された。今後も勝負どころの“代走の切り札”として登場する場面がありそうだ。

 昨季、中日から移籍後3年目で初めて1軍出場0に終わり、「いろんなことを試してみようと思った」と、がむしゃらに体をいじめ抜くだけでは足りないと考えた。自身の課題を紙に記す中、「反り腰」の改善をテーマの一つに設定した。

 「昔からよく指摘されていました。これだと走るときに力が逃げているのかなと思い、直してみようと思いました」

 反り腰とは、姿勢を真っすぐにしているつもりでも、尻が後ろに突き出て、腰が反っている状態。筋肉のバランスが崩れ、腰痛の原因にもなる。走る際に上半身と下半身の力をうまく連動できず、地面を蹴って生み出した推進力を生かせない悪影響があるという。

 吉川大は「上半身をしっかりと下半身の上に乗せるイメージ」で、普段の生活から腰が反らないよう常に意識した。正しい姿勢をキープするために腹直筋の強化にも取り組んだ。すると、今春キャンプで計測した20メートル走では、これまでの2・5秒から、0・05秒早い2・45秒をマーク。近年、成長が止まったと思っていたスピードには、伸び代が残っていた。

 「まだ足は速くなれると思って、練習しています。今年はなんとか最後まで1軍に残りたい」

 0・1秒にも満たない数字だが、足を武器にする選手にとっては大きな進歩。足が速くなる方法は、体を鍛えること以外にもヒントはあるようだ。(谷川直之)

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