2018.4.25 13:00

【球界ここだけの話(1251)】日本ハム・清宮の成長に大きな存在は荒木2軍監督

【球界ここだけの話(1251)】

日本ハム・清宮の成長に大きな存在は荒木2軍監督

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清宮幸太郎
荒木監督(左)と戦況を見守る日本ハム・清宮

荒木監督(左)と戦況を見守る日本ハム・清宮【拡大】

 腹腔内の一部に炎症がみられる「限局性腹膜炎」を発症した影響で、開幕1軍を逃した日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18)=早実高=が、徐々に本領を発揮し始めている。

 3月12日から同24日まで入院し、同25日に練習を再開。4月10日のイースタン・リーグ、西武戦で2軍デビューを果たすと、17日の楽天戦で2軍初安打、20日のロッテ戦で2軍初アーチを含む2本塁打を放った。入団以降ケガや病気に苦しみながら成長を遂げる黄金ルーキーを、厳しくも温かい目で見つめているのが、今季2軍監督に就任した荒木大輔氏(53)だ。

 「まだ、教えなければいけないことが山ほどある。まずは一社会人として評価されないといけない。その手助けをコーチを含めて(2軍首脳陣)全員がやっている」

 清宮と同じ早実高出身。調布リトルで世界一を経験し、甲子園には5季連続で出場。鳴り物入りで1983年にヤクルトにドラフト1位で入団した当時、その人気は清宮の比ではなかった。荒木氏が通るところ常にファンが殺到した。今ほど警備が厳重ではなかった時代。身の危険を感じたこともあったという。

 そんな環境でも自分を見失わずに、1年目から1軍を経験(15試合登板)。入団3、4年目には開幕投手も務めるなど、右肘を痛めるまでは主戦投手として活躍した。東京北砂リトルで世界一を経験し、甲子園で1年時に2本塁打を放つなど、自身と同じように子供の頃から注目され続けてプロの世界に入ってきた清宮を、冷静に見つめることができる数少ない存在だろう。

 そんな荒木氏からみると、清宮には“甘さ”があるという。「まだまだ準備が足りない。行き当たりばったり、出たとこ勝負という面がある。野球は準備のスポーツだからね」。己を知り、相手を知って、心身ともに100%の状態でグラウンドで対峙(たいじ)するのがプロの世界だけに、物足りなく見える。決して特別扱いすることなく、プロとは何かを清宮に伝えようとしている荒木氏の存在は大きい。(片倉尚文)

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