2018.4.23 13:00

【球界ここだけの話(1249)】揚塩社長が明かした リニューアルされ9年目の甲子園、実はメジャー球場を参考にしていた

【球界ここだけの話(1249)】

揚塩社長が明かした リニューアルされ9年目の甲子園、実はメジャー球場を参考にしていた

特集:
サンスポ記者の球界ここだけの話
日本一の球場といわれる甲子園球場

日本一の球場といわれる甲子園球場【拡大】

 「人工芝が変わりましたよね?」

 「LEDの照明はいかがですか?」

 4月上旬の開幕2カード目。敵地に訪れた阪神・揚塩健治球団社長(58)はそう言って、横浜スタジアムをぐるりと見渡した。同社長は2001年から8年間、甲子園球場長を務めた経歴の持ち主。その間、国内外問わず多くの球場を視察し、触れてきた。07年のシーズンオフから10年3月までかけて、行われた甲子園の大規模リニューアル工事にも携わっている。だから、人一倍、造詣が深いこともうなずける。

 そんな、揚塩社長に率直な感想として「これまで、見てきた球場で一番、好きな球場はどこですか(もちろん、甲子園を除く)」と聞くと、迷わず返答があった。

 「やっぱり、“カムデン・ヤーズ”ですね。レンガが使われたり、2階から球場に入ると、ぱっとグラウンドの開けた景色が広がる。その雰囲気が本当にいいんですよね…」

 それは米大リーグ・オリオールズの本拠地「オリオール・パーク・アット・カムデン・ヤーズ」。1992年に開場され、「新古典主義」ともいわれる球場デザインは多くのファンの支持を集めた。観客動員数も大幅に増えたことから、その後、メジャーでは同じコンセプトで作られた球場の建設が相次ぎ、いまの日本の球場にもインスパイアされている。そして、揚塩社長は興味深い話を続けた。

 「実は、甲子園をリニューアルする際に参考にしたんですよ」

 当時、内野席など、地上から球場入りしていた。それを取りやめ、中2階のような形を設けることを建設業者に提案したという。それが、いまでは当たり前となっている“第一印象”の壮観な光景を生んでいる。

 数々の伝説を作り、伝統を受け継ぐ甲子園が誕生したのは1924年。聖地の長い歴史の中で米国の新たな息吹も、もたらされていた。(小松真也)

  • 全体練習=甲子園球場(撮影・安部光翁)
  • 全体練習風景=甲子園球場(撮影・安部光翁)
  • ミーティングする阪神野手陣=甲子園球場(撮影・水島啓輔)
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