2018.3.6 13:00

【球界ここだけの話(1201)】侍Jの東京五輪“金メダル布陣”が見えた 4人しか割けないユーティリティー選手が貴重

【球界ここだけの話(1201)】

侍Jの東京五輪“金メダル布陣”が見えた 4人しか割けないユーティリティー選手が貴重

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サンスポ記者の球界ここだけの話
日本代表・外崎修汰。稲葉ジャパンで貴重な戦力となった

日本代表・外崎修汰。稲葉ジャパンで貴重な戦力となった【拡大】

 2020年東京五輪の“金メダル布陣”が見えてきた。日本代表「侍ジャパン」は3、4日に行った豪州代表との強化試合で2連勝。招集時には「現時点でのトップと実力を見たい選手とのバランスを考えた」と話していた稲葉篤紀監督(45)だったが、2試合を終え、今後のメンバーについては「今回の選手を軸にしていきます」と明言した。

 今回は半数以上が年齢制限のないトップチームに初招集。中には“お試し”のメンバーも含まれているだろう…という空気もあったが、指揮官の考えは違ったようだ。

 もちろん、今後は巨人・菅野ら実力者や伸び盛りの別の若手との入れ替えも考えられるが、「今回のチームを土台にしてやっていきたい」と話す姿には手応えがにじんだ。

 野手では24歳の松本(日本ハム)や25歳の外崎(西武)、投手では19歳の堀(日本ハム)らがアピールに成功した。松本は2試合目に「2番・一塁」で先発し、3打数2安打3打点。犠飛や失策を誘った犠打もあり、本人は「飛距離で勝るのは難しいが、代表でも生かせる道はある」と胸を張る。外崎は1試合目に「6番・左翼」で出場し、2打数1安打2四球。堀は2試合目の3番手で2回を投げ、パーフェクトの内容だった。

 特に内外野をこなせる松本や外崎は東京五輪では貴重な存在だ。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のベンチ入りは28人だったが、大会の参加人数をコンパクト化したい国際オリンピック委員会(IOC)の意向もあり、東京五輪では24人となる見通し。仮に投手を10人、捕手を3人選出すれば、残る枠は「11」。控え野手には4人しか割けない計算で、ユーティリティーな選手の価値は高くなる。

 稲葉監督は「選手が『五輪に向けて』と言ってくれている。そういう意識を持ってくれたのはいいこと」と総括した。2年後の本番までに侍ジャパンとして集合できる機会は、実はあと4回だけ。ファンや関係者から「なぜこの時期に代表戦をやるのか」という声を多く聞くのは事実も、悲願達成に向けて大きな意義と収穫があったはずだ。(伊藤昇)

  • 日本代表・松本剛。4日の豪州戦では3打点をマークした
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