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【球界ここだけの話(1190)】ロッテD6・永野に熱い視線を送る高橋広報、スカウト時代に発掘した“球界の父”

【球界ここだけの話(1190)】

ロッテD6・永野に熱い視線を送る高橋広報、スカウト時代に発掘した“球界の父”

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サンスポ記者の球界ここだけの話

 やはり気になるのだろう。何しろ自分がプロの世界に導いたのだから。ロッテの沖縄・石垣島キャンプ中の11日、ドラフト6位・永野将司(ホンダ)が九回に初めて実戦のマウンドに上がった。するとバックネット裏で、高橋薫広報がやおらスマートホンを取り出し動画を撮り始めた。

 「全球、母親にラインで送ってあげようと思いまして…」

 無事、1イニングを無失点で終えると照れたような、うれしいような顔。ただ、どう見てもこれは広報の仕事ではない。

 高橋氏は、社会人の日本通運から2000年にドラフト1位で入団。即戦力として期待の左腕だったが、けがで1軍登板はかなわずわずか4年で引退。マネジャーなどを務め、昨年まで2年間スカウトとして選手の発掘に奔走し、初めて担当として入団にこぎつけたのが永野だった。

 一方の永野は、甲子園など無縁の日出暘谷高(大分)から九州国際大に進んだが、大学4年時に左肘腱の再建手術を受け、1度は社会人入りの道さえ断たれた。しかし、最速153キロとマウンド度胸に同じ左腕の高橋氏がほれた。

 2度目の登板だった22日、永野が中日との練習試合(北谷)の前に、ホンダの先輩がいるというので中日ベンチ前をうろうろ。戻ってくるなり、高橋氏から「ばかやろう、お前のことなんか誰も知らないのに相手のベンチにずかずか入るもんじゃない」と一喝された。「でも、すぐ見つかりました」と悪びれない永野に、また高橋氏は困ったような、うれしそうな顔をする。

 「まるで球界の父親だね」とからかうと、「やめてくださいよ。年だってそんなに離れているわけじゃないんですから」というが、なんだかうれしそうだ。

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