2018.2.20 13:00

【球界ここだけの話(1187)】2年目の西武・中塚に注目、豪州ウインターリーグで大きな経験

【球界ここだけの話(1187)】

2年目の西武・中塚に注目、豪州ウインターリーグで大きな経験

特集:
サンスポ記者の球界ここだけの話
2年目の西武・中塚

2年目の西武・中塚【拡大】

 今年に入り、西武の球団関係者、ファンを驚かせている選手がいる。昨年のドラフト2位・中塚駿太投手(23)だ。

 昨年1月の新人合同自主トレでは初日のランメニューでリタイアして大の字になり、話題を呼んだ。身長1メートル91、現役日本投手最重量となる104キロの巨漢で、その存在は離れていても一目瞭然だった。だが、今年1月、引き締まった体で西武第二球場に現れ、関係者は一様に驚きの表情。声を掛けられ「病気なんですかね」と笑った。

 オフに参加した豪州ウインターリーグが転機となった。炊飯器が故障し、しばらくまともなご飯が食べられなかった上に同行した小野和義編成部プロ担当のもと「あんなに走ったことはなかった」というポール間走を中心とした過酷なランメニューを敢行。体重97キロまでの減量に成功した。

 試合でも「150キロ出ていても外国人はまっすぐに強いと感じた。それからは切れを求めた結果、ファウルを打たせたり、三振を取れるようになった。本当に12月まで過ごせてよかった」と、充実の日々を過ごした。

 今春キャンプは1軍主体のA班入り。ブルペンでは力のある直球に加え「あれはなかなか打てない」と、首脳陣が声をそろえるパワーカーブも抜群の切れ味を見せている。「1年目は甘えていた。大卒2年目で危機感を持たないと」と心構えも変わってきた中塚。「脂肪が減ったし、太りにくくなった。でも全然筋肉がついていない。上半身、下半身バランスよくつけていきたい」と、今後は絞った体をさらに戦う体に仕上げる「いい100キロ計画」を進めていく。

 宮崎・南郷キャンプでは「憧れ」と話す元ソフトバンクの斉藤和巳氏が見守る中、ブルペン投球。トレーニングを一通り終えると「斉藤さんはもう帰りましたか? 一緒に写真を撮ってほしかった…」と、いい意味での“らしさ”は健在だ。

 「毎日投げることが大切。困ったときの便利屋になりたい」。牧田、シュリッターの抜けた勝利の方程式に割って入れるか、2年目の真価が問われる。(花里雄太)

  1. サンスポ
  2. 野球
  3. プロ野球
  4. 西武
  5. 【球界ここだけの話(1187)】2年目の西武・中塚に注目、豪州ウインターリーグで大きな経験