2018.2.9 13:00

【球界ここだけの話(1176)】DeNAのキャンプで見えた「意識改革」 ラミレス監督が課す濃密練習

【球界ここだけの話(1176)】

DeNAのキャンプで見えた「意識改革」 ラミレス監督が課す濃密練習

特集:
サンスポ記者の球界ここだけの話
シートバッティングでリードをとる一走・宮本秀明(左)。足元には目安の白線が引かれている

シートバッティングでリードをとる一走・宮本秀明(左)。足元には目安の白線が引かれている【拡大】

 DeNAの沖縄・宜野湾キャンプは8日で第2クールを終えた。犠打や盗塁数の増加などスモールベースボールの徹底を掲げているアレックス・ラミレス監督(43)は、就任3年目でもっとも濃密な練習メニューを選手に課しているように感じた。

 目についたのは7日のケース打撃だ。一塁ベース横に一走のリード幅の目安となる白線がひかれた。上田外野守備走塁コーチによれば、横浜スタジアムのアンツーカーと人工芝の境界線とほぼ同じ距離で、「その線に左足が乗るまでリードさせた。昨年はアンツーカーから左足が出るほどのリードを取る選手は少なかった。(先へ)行くという気持ちを持たせたい」と意図を説明した。

 第3クールから実戦が増えてくるが、現時点では全選手に大きなリードを求めるという。「アウトになる選手も出るよ。でも、今はそれでもいい。今までと違う“景色”に目を慣らす。いずれ相手投手の能力、ランナーの能力に応じてリードを小さくすればいい」。昨季リーグ最少39盗塁のチームに進塁への意識を植え付けている。

 またランナー一塁からの単打で一、三塁にチャンスメークすることもテーマとしている。「最重要課題。選手は『分かっているよ』と思うかもしれない。でも監督が目指している限りはやらないといけないから。監督はアウトになることに対しては何も怒らない。でも(三進に)トライしないことに対して厳しくなる」。一走が三塁へ進める可能性を高めるための準備段階としての“リードライン”というわけだ。

 一方で、守備では投手にクイックモーションの速さ、捕手に二盗阻止のための送球の正確さ、挟殺プレーでの素早く確実なアウトなどを徹底させる。ラミレス監督は第2クールで行った、これらの練習に対し「期待しているほどではなかった」と成功率の低さを指摘している。ノックでしっかりと捕球、送球できなかった場合には「もう一丁」で、確実なアウトを奪うプレーができるまで繰り返している。

 近年では脇腹を痛めて離脱する選手も多いことから野手に体幹強化メニューを必須としている。派手に活躍する選手が多いDeNAだが“地味”な意識改革で、地盤固めを目指している。(湯浅大)

  • リード用の線を引き、走塁の意識を高める
今、あなたにオススメ
Recommended by
  1. サンスポ
  2. 野球
  3. プロ野球
  4. DeNA
  5. 【球界ここだけの話(1176)】DeNAのキャンプで見えた「意識改革」 ラミレス監督が課す濃密練習