2018.1.27 13:00

【球界ここだけの話(1163)】指導法はさまざま、ソフト・久保コーチ「コーチを育てていくことも仕事」

【球界ここだけの話(1163)】

指導法はさまざま、ソフト・久保コーチ「コーチを育てていくことも仕事」

特集:
サンスポ記者の球界ここだけの話
ロングティーで打撃の感触を確かめる松田宣浩(右)をみつめる古沢勝吾=米グアム

ロングティーで打撃の感触を確かめる松田宣浩(右)をみつめる古沢勝吾=米グアム【拡大】

 1月の自主トレでは、ソフトバンク・松田宣浩内野手(34)が自身を慕って助言を求めたチームの後輩、古沢勝吾内野手(21)に打撃を教えるシーンが印象的だった。手本として見せたのは自分ではなく、チームメートの柳田悠岐外野手(29)の打撃練習。プロ4年目の古沢の目指す打ち方を聞いたところ、柳田に近い部分を発見したという。

 その柳田は阪神・糸井嘉男外野手(36)、オリックス・吉田正尚外野手(24)らとトレーニング。左の強打者が集まり、意見を交わすことも多かった。ただ、3者は「スイングの軌道も体の使い方も違うので」と口をそろえていた。

 数年前に聞いた言葉を思い出す。プロ野球のコーチ経験者の話。打者として実績十分の人物だ。「現役時代から自分の理論はそれなりに確立できていたけど、教えてみると難しいもの」。理論には「合う、合わない」が存在する。コーチ業は、それを伝えることよりも選手個々が目指す方向性を見抜き、適切な練習法を探すことが難しかったという話だった。

 スポーツの世界で、名選手の技術論が伝導されていくことは当然。一方、指導者としての方法論は各自がゼロからのスタートであることが多いという。昨季まで阪神の2軍を指導し、今季はソフトバンクの2軍を任された久保康生投手コーチ(59)は言う。

 「われわれは選手を育てることもだけど、コーチを育てていくことも仕事」。チームとして、あるいは球界として“指導論”も後身に伝えていくべき。古巣に残した若手の成長を願うと同時に、福原忍2軍投手コーチ(40)と安藤優也育成コーチ(39)に期待した。現役時代を長く指導した2人には、将来、コーチとして必要なノウハウもそれとなく伝えてきたという。

 まもなく春季キャンプがスタートする。真っ先に注目されるのは新監督や各球団の新戦力。加えて、新任や配置転換のコーチの動きも楽しみだ。(安藤理)

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