2018.1.19 13:00

【球界ここだけの話(1155)】DeNA・筒香が「勇気を持って」モノ申した 野球界を危惧する発言詳報

【球界ここだけの話(1155)】

DeNA・筒香が「勇気を持って」モノ申した 野球界を危惧する発言詳報

特集:
筒香嘉智
サンスポ記者の球界ここだけの話
14日、子供たちの前でスイングしたDeNA・筒香。日本の主砲は野球界の発展を願う

14日、子供たちの前でスイングしたDeNA・筒香。日本の主砲は野球界の発展を願う【拡大】

 DeNA・筒香嘉智外野手(26)が、14日に大阪・堺市で取材に応じた際、未来の野球界を危惧する発言が多くのメディアをにぎわした。紙面で書き切れなかった点もあり、改めて紹介したい。

 【勝利至上主義の撤廃】指導者や親が勝利を求めるあまり、「楽しいはずの野球なのに、子供は大人に怒られないように顔色を見てプレーしている。スケールの大きい人材が育たない」と指摘した。

 【答えの与えすぎ】投げ方、打ち方などを教えすぎる。そのため「指示待ちの子供が増えている。それが将来の子供のためになっているかといえば、そうではないと思う。考えさせて大人が見守ることも大事」と人間形成に触れた。

 【トーナメント制への疑問】体が大きく、骨格が仕上がっているプロ野球選手がリーグ戦を戦うなか、子供たちが参加する大会の多くはトーナメント制だ。「試合に出ている子は体に負担があり、出ていない子はつまらなくなる。弊害があると思う」。大会の方式に疑問を投げかけた。

 【金属バット】日本の金属バットは「素材が良すぎる。(打球が)本当によく飛ぶ」という。米国の大学生が使用する金属バットは反発係数が抑えられており、打球の感触は木製に近いという。「僕もプロに入り、木製を使いこなせるまで、かなり時間がかかった」。子供の将来を思えば、改善の余地はあるという。

 「勇気を持ってトライしたい。現役の選手が言うことが大事だと思う」

 筒香はこう言い切った。反対意見があることも分かっている。「人間は前例のないことを嫌う」。2015年のオフにドミニカ共和国でのウインターリーグに参加した当時を回顧し、「あの頃は行くことを反対されたけど、次の年に活躍(44本塁打、110打点の2冠)したらウインターリーグに参加する選手は増えたし、今は行った方がいいという声もある。周囲の声におびえる必要はない」。野球人口の減少に危機感を覚える筒香の熱き思い。

 日本の4番の“勇気”が日本球界を変える。(湯浅大) 

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