2018.1.15 16:24

【球界ここだけの話(1151)】阪神・糸原を支える名門での教え

【球界ここだけの話(1151)】

阪神・糸原を支える名門での教え

特集:
サンスポ記者の球界ここだけの話
阪神・糸原

阪神・糸原【拡大】

 阪神の2年目・糸原健斗内野手(25)は開星高-明大-JX-ENEOSと、アマ球界屈指のチームで試合に出続けてきた。

 「どのチームでも、野球以外の私生活をすごく大事にしていました。ゴミが落ちていたら拾うとか」

 トーナメントの一発勝負が多かった中で、徹底されていたのは基本。糸原がこれまでの野球人生を振り返るとき、真っ先によみがえるのは社会人時代の“全力疾走”だという。

 「どう見てもピッチャーゴロという当たりでも絶対に全力疾走。明大もそうだったけど、ENEOSはさらに『ちんたら走るな』というのを徹底していた。野球は何が起きるかわからないから」

 スキあらば次の塁を狙う。その精神は今も変わらない。負けたら次の年まで都市対抗本戦に出られない。リーグ戦で戦った大学時代とは、違う緊張感が常にあった。

 「チャンスで打てなくて負けたら、それで終わり。そこで勝負強さがついたと思います」

 名門で1年目からレギュラーをはり続けてきた。だが、阪神での1年目は不完全燃焼に終わった。開幕から出場機会を増やし、レギュラーをつかみかけたが、7月19日の広島戦(甲子園)で右膝内側側副靭帯(じんたい)を損傷。シーズン後半をリハビリに費やすことになってしまった。「本当に、けがしたら何にもならないなと。けがをしない身体をつくります」とオフは一から身体づくり。負傷した膝周りも含めて徹底して強化した。

 2年目こそレギュラーをつかみとる-。主戦場としている二遊間は、大和のFA移籍にともなって熾烈な競争が始まっている。西岡、上本に、北條、植田、大山、ルーキーの熊谷も加わった。

 「守備が課題。堅実なプレーでアピールしていきたい。試合に出られるのは一人だけなので」

 試合に出続ける体力、集中力。そして一発勝負で鍛えてきた勝負強さを発揮し続ける。「打率も、打点も、出塁率も。もう、特にこれとかそういうのじゃない。全部で数字を求めていきたいです」。2年目のレギュラー獲りへ、全力疾走で挑む。(箭内桃子)

  1. サンスポ
  2. 野球
  3. プロ野球
  4. 阪神
  5. 【球界ここだけの話(1151)】阪神・糸原を支える名門での教え