2018.1.8 13:00

【球界ここだけの話(1144)】星野さんの低迷中日への“遺言”は…「もっとフロント、球団、ユニホーム組が一丸となって」

【球界ここだけの話(1144)】

星野さんの低迷中日への“遺言”は…「もっとフロント、球団、ユニホーム組が一丸となって」

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サンスポ記者の球界ここだけの話
中日監督時代の1999年の春季キャンプ。星野さんは左腕・前田を指導

中日監督時代の1999年の春季キャンプ。星野さんは左腕・前田を指導【拡大】

 中日、阪神、楽天の監督を歴任した星野仙一氏が1月4日、70歳の若さでこの世を去った。記者が最後に取材したのは昨年12月12日、名古屋市内の民放ラジオ局に生出演したときだった。

 「今の中日をどう思うかって? 最近は負けても腹立たしくなくなったよ。当たり前のようになったから。もっとフロント、球団、ユニホーム組が一丸となって勝ちに対する執着心をみせないとアカン」

 これが、2013年から5年連続Bクラスに低迷する古巣への“遺言”となってしまった。

 「一丸」-。「マスコミも戦力」と、よく担当記者との食事会を開いていたのは有名だが、阪神監督時代、芦屋市内の高級イタリアレストランで星野さん主催の女性職員限定の食事会を開いたことがあった。

 「みんなおめかしをしていて、すごい厚化粧をしてくるんだから誰かわからんかった、ハッハッハッ」

 鼻の下を伸ばしていたわけではない。星野さんは女性職員からも積極的に意見を求めた。当時20代の職員は「料理もおいしかったが、星野さんと野球談議ができたほうがうれしかった」と感動していた。

 話題をドラゴンズに戻そう。星野さんが亡くなった4日に行われた中日の年賀式。球団事務所は、入居しているビルの立て替え工事を機に、今秋にも栄の繁華街からナゴヤドームの西隣に移転することが発表された。白井オーナーは「これからは現場、フロントが連携して、新しいドラゴンズをつくっていきたい」と言葉に力を込めた。

 広島、阪神、DeNA、ソフトバンク、楽天…。チーム成績&観客動員数で躍進しているチームに共通するのは、球団事務所が球場内もしくは隣接した場所にあることだ。「これまでは移動するのに車で20分はかかった。現場とフロントが意見交換する機会は増えるだろう」と球団幹部。

 『距離が近づくだけじゃアカンぞ!! 一丸となって勝ちにいけ!!』-。天国に旅立った星野さんも、そうハッパをかけているはずだ。(三木建次)

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