2018.1.7 13:00

【球界ここだけの話(1143)】阪神・陽川が球界去った“戦友”の分まで燃える 自慢のバットでロサリオ砲に挑む

【球界ここだけの話(1143)】

阪神・陽川が球界去った“戦友”の分まで燃える 自慢のバットでロサリオ砲に挑む

特集:
サンスポ記者の球界ここだけの話
秋季キャンプで自慢の長打力をアピールした陽川

秋季キャンプで自慢の長打力をアピールした陽川【拡大】

 志半ばで球界を去った戦友のために-。阪神・陽川尚将内野手(26)が並々ならぬ闘志を燃やしている。

 「毎年危機感は持っているんですけど、同じ年で一緒に練習した選手がクビになって。自分も立場上、もっと(危機感を)持たないと」

 合同自主トレを行ったことがある巨人・鬼屋敷が昨年10月4日に球団から戦力外通告。陽川とは金光大阪高での同級生で、2016年まで巨人の育成選手だった長江の仲介で実現したが…。球友はそのまま現役を退いた。「さらに危機感が強くなりました」。今季にかける思いは人一倍、強い。

 昨季の陽川は12試合に出場し、打率・167、1本塁打、1打点。ウエスタン・リーグでは21本塁打、91打点の2冠に輝いたが、1軍定着とはならなかった。

 迎えた、このオフ。「何かを変えないといけない中で、秋季キャンプはいいきっかけだった」。実戦でチームトップの3本塁打。自慢の長打力で1軍首脳陣へ猛アピールした。「(具体的に意識したのは)バットの軌道です。遠回りせず、無駄な力をなくして飛ばせるようにという感覚」と説明。金本監督も「鳴尾浜のゴジラから、甲子園のゴジラになってほしい」とうなった。つかんだものを身に染みこませようと、12月は鳴尾浜を中心に振り込みを重ねた。

 超えなければならない壁がある。今季から加入する助っ人のウィリン・ロサリオ(28)=前韓国・ハンファ=だ。陽川は主に三塁を守るが、右打者としてタイプがかぶる。近年はヘイグ、キャンベル、ロジャースと右打ちの外国人を獲得してきた。

 どれも鳴かず飛ばずだったが、ロサリオは球団1年目助っ人最高額となる年俸3億4000万円で契約。金本監督からの期待も高いが「自分のことをしっかりやれば大丈夫だと思う」と陽川。自慢のバットで、R砲に挑む構えだ。

 年明けからは、昨年同様に和歌山・白浜で自主トレを行っている。陽川が、誰よりも遠くへ打球を飛ばす。仲間の思いをバットに乗せて。(竹村岳)

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