2017.12.28 14:19

【球界ここだけの話(1133)】大谷はなぜエンゼルスへ? 核心の言葉ないが打算したのではないだろう

【球界ここだけの話(1133)】

大谷はなぜエンゼルスへ? 核心の言葉ないが打算したのではないだろう

特集:
大谷翔平
サンスポ記者の球界ここだけの話
エンゼルスを選んだ大谷翔平。赤いユニホームが似合う

エンゼルスを選んだ大谷翔平。赤いユニホームが似合う【拡大】

 大谷は、なぜエンゼルスを選んだのか-。入団を決めた理由を代理人サイドは「強いつながり」と「本当の結び付き」を感じたから、と声明文を出した。10日の入団会見で大谷本人は「本当に何か縁みたいなものを感じた」と語った。さらに「本当に感覚的なもの。響いた言葉というより、感覚的なところで…フィーリングが自分と合ったんじゃないかな…」と続けた。

 そして先日25日、札幌ドームでのお別れ会見。「縁というのは具体的な表現ではない。それ自体はふわふわしていますけど。本当に最後、背中を押してくれるものは理屈というものではなくて、直感でくるものじゃないかなと思っている。そこに至るまでにいろんなプロセスを踏んで、いっぱい悩んで。そしてそこに至る。最初に縁を感じたのではなくて、各球団のすばらしいものを見て、選ばせてもらった」と強調した。

 なぜエンゼルス? 彼の言葉からは正直、理由の核心は分からずじまい…。事前のプレゼン資料や面談の交渉でどんなアピールを受けたのか? そう尋ねても、交渉の中身は断った他球団のことを気にかけ、詳細は明かさなかった。「エンゼルスにお願いします、ということは、断らないといけない球団が出てくるので、すべての人にとって(自分が)“いい人”になることはできないし、申し訳なかったし、これだけ一生懸命、資料を作って来てくれて、いろんな球団と話す中で結局、一つしかいかない事実に関しては最後すごく悩みました」。数々の言葉からは、誠実な人柄がにじんだ。

 どうしてエンゼルスがいいと思ったのだろう。個人的な推測などは紙面でも書いてきた。

 ■12月10日付「記者の目」 大谷、世界一目指しチームとともに成長曲線描ける

 ■12月10日付 大谷、エンゼルス超即決には9つの理由!二刀流挑戦に最高な環境

 そんなある日、日本ハムファンであり、大の大谷翔平ファンを自称する方に言われた。

 「彼は純粋により高いレベル、世界で野球がしたいんだと思います。投げることも好きだからレベルアップしたい。打つことも好きだから、すごい投手と対戦したい。投打の両方好きだから、両方やり続けたい。そのシンプルな気持ちに応えてくれそうだ、と感じたチームを選んだのかな? と思います」

 世界中から野球のうまい選手が集まるメジャー。その中で投げて、かっ飛ばしたい。その思いをかなえられるが、エンゼルスだ、と感じたのだろう。細かく条件などを打算したのではないだろう。

 来季、実際に二刀流を実践し、彼がどう感じ、何を語るのか。日米の野球ファンは待ち遠しく思っている。(山田結軌)

  • エンゼルス入団会見で紹介を受け自らスピーチをした大谷。その表情は喜びにあふれていた
  • 25日、札幌ドームでの公開記者会見でユニホームを着てマウンドで投げる大谷
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