2017.8.13 13:00

【球界ここだけの話(996)】広島・上本が野手陣を大声で鼓舞 ユニークな声出し役に菊池や丸が笑顔

【球界ここだけの話(996)】

広島・上本が野手陣を大声で鼓舞 ユニークな声出し役に菊池や丸が笑顔

広島・上本は6月24日の阪神戦が降雨ノーゲームとなり、新井のユニホームを着てモノマネを披露。首位を走るチームには欠かせないムードメーカーだ

広島・上本は6月24日の阪神戦が降雨ノーゲームとなり、新井のユニホームを着てモノマネを披露。首位を走るチームには欠かせないムードメーカーだ【拡大】

 「さあ、元気出していこう!!」と威勢の良い声がグラウンド全体に響き渡った。マツダスタジアムの試合前練習のひとコマ。広島・上本崇司内野手(26)が野手陣の円陣の中央で、大声を発した。

 「そのときパッと思いついたことを言うようにしています。毎回しんどいですよ。早く後継者を見つけたいです。本当にしんどいです…」

 声出し役は思った以上に大変である。毎回決まったフレーズでは飽きられるし、おもしろくない。あるときにはゴルファーのモノマネを披露したり、またあるときには「お~い」と何度も叫び、伊藤園の「おーいお茶」をポケットから取り出したりとネタを仕込んでいる。

 上本が声出しすると、河田外野守備走塁コーチをはじめ、菊池や丸が笑顔になる。その仕事ぶりに、高ヘッドコーチも「(声出しは)上本にやってもらいたいよね。彼は明るくていい。すごくチームが盛り上がる」と評価している。

 ファンに愛されている。降雨のためノーゲームとなった6月24日の阪神戦(マツダ)では試合後、新井のユニホームを借りてたった一人でグラウンドに登場。新井さんの登場曲で打席前のしぐさ、フォームを“完コピ”して最後は本塁へ、ヘッドスライディング。得意のモノマネでスタンドを盛り上げた。

 上本は広陵高、明大を経て、2013年にドラフト3位で入団した野球エリート。今季は34試合で6打席に立って無安打だが、代走、守備固めとしてチームの勝利に貢献している。球界では「上本兄弟」として知られ、兄は阪神に所属する博紀内野手(31)。「連絡はとっていないです」と話すが、阪神-広島の公式戦、毎年12月に行っている母校・広陵高のチャリティー野球教室では顔を合わせている。

 決して仲が悪いわけではなさそうだ。「しんどいです」と言いつつ、同僚やファンを楽しませる上本。縁の下の力持ちとしてカープに欠かせない存在になっている。(柏村翔)

  • 上本は6月24日の阪神戦が降雨ノーゲームとなり、新井のユニホームを着て本塁へヘッドスライディング
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